2013年11月21日木曜日

ナッツ摂取すると、総・原因別死亡率減少

 ナッツ類は、不飽和脂肪酸、線維成分、ビタミン、ミネラル、フェノール類抗酸化・phytosteroidを含み、臨床トライアルで、冠動脈疾患、中間バイオマーカー(コレステロール)などにベネフィットを有することが知られている。FDAは、2003年43gのナッツで低脂肪食の一部として心血管リスク減少の可能性を示すとしている。Mediterranean dietとしては、walnuts(クルミ)、hazelneuts、アーモンドなど。

ハーバード大学の研究

Association of Nut Consumption with Total and Cause-Specific Mortality
Ying Bao,  et. al.
N Engl J Med 2013; 369:2001-2011November 21, 2013DOI: 10.1056/NEJMoa1307352
ナッツ摂取増加は、心血管疾患・2型糖尿病など慢性疾患リスク減少と相関する。 
76,464名の女性(NHS 1980-2010)、42,498名の男性(HPFS:1986-2010)で検討 
フォローアップ約300万人年中、死亡 男性 約11,2千名、女性 16,2千名
ナッツ摂取量は、男女とも総死亡率と逆相関(既知・候補リスク要素補正後)

死亡関連プール化多変量ハザード比(ナッツ食無しと比較)
週1回未満:0.93 (95% 信頼区間 [CI], 0.90 to 0.96) 
週1回:0.89 (95% CI, 0.86 to 0.93) 
週2−4回:0.87 (95% CI, 0.83 to 0.90) 
週5−6回:0.85 (95% CI, 0.79 to 0.91) 
週7回以上:0.80 (95% CI, 0.73 to 0.86)  (P < 0.001)

ナッツ摂取と、がん・心臓疾患・呼吸器疾患死亡と逆相関

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