2型糖尿病患者の体重と死亡率の関連性は不明で、過体重や肥満患者で死亡率低下するのではないかという報告さえある。
「診断時過体重・肥満である糖尿病では死亡率高くない」という"Obesity Paradox"は存在しない
メディア解説:http://www.latimes.com/science/sciencenow/la-sci-sn-obesity-paradox-false-diabetes-20140115,0,5142638.story#axzz2qWJATPnJ「診断時過体重・肥満である糖尿病では死亡率高くない」という"Obesity Paradox"は存在しない
NHS(8970名)/HPFS(2467名)の糖尿病発症被験者(糖尿病発症時心血管疾患・がん認めない)
Body-Mass Index and Mortality among Adults with Incident Type 2 Diabetes
Deirdre K. Tobias, et. al.
N Engl J Med 2014; 370:233-244January 16, 2014
DOI: 10.1056/NEJMoa1304501
フォローアップ期間15.8年間、死亡 3083名
BMIカテゴリー( 18.5 to 22.4、 22.5 to 24.9(参照値)、 25 to 27.4、 27.5 to 29.9、 30.0 to 34.9、 35.0以上)で全死亡率と、“J”字型関連性認める
(ハザード比, 1.29 [95% 信頼区間 {CI}, 1.05 to 1.59]; 1.00; 1.12 [95% CI, 0.98 to 1.29]; 1.09 [95% CI, 0.94 to 1.26]; 1.24 [95% CI, 1.08 to 1.42]; 1.33 [95% CI, 1.14 to 1.55])
この関連性は、非喫煙者では線形(ハザード比・ BMI カテゴリー: 1.12、 1.00、 1.16、 1.21、 1.36、 1.56)だが、喫煙既往では非線形 (ハザード比・BMI カテゴリー: 1.32、 1.00、 1.09、 1.04、 1.14、 1.21) (P = 0.04 for interaction)
糖尿病診断時65歳未満の被験者ではダイレクトに線形関連性あるも、診断時65歳以上では線形関連性認めず (P<0.001 for interaction)
全原因死亡率ハザード比
原因特異的ハザード比
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