HbA1c値では信頼性がないが、フルクトサミンと糖化アルブミン値では糖尿病・微小血管合併症リスク予測可能
95パーセンタイル値にて、糖尿病リスクと、網膜症・腎疾患予測可能と
Fructosamine and glycated albumin for risk stratification and prediction of incident diabetes and microvascular complications: a prospective cohort analysis of the Atherosclerosis Risk in Communities (ARIC) study
Elizabeth Selvin et. al.
The Lancet Diabetes & Endocrinology, Early Online Publication, 15 January 2014
ARIC研究:糖尿病(I型、II型)症例 958名 vs 糖尿病無し対照 11,348
糖尿病発症ハザード比(HR)
・フルクトサミン 95パーセンタイル 4.96 (4.36—5.64)
・糖化アルブミン 95パーセンタイル 6.17(5.45ー6.99)
HbA1c補正後、関連性は減弱するも維持。
フルクトサミンと糖化アルブミンは網膜症と強く関連 (p<0.0001 for trend)
フルクトサミン・糖化アルブミン95パーセンタイル超では、75パーセンタイル未満と比較ではCKDに対する多因子補正HRはそれぞれ、 1.50 (95% CI 1.22—1.85) 、 1.48 (1.20—1.83)。
フルクトサミン、糖化アルブミンによるCKD発症予測は、HbA1cと同等に高値 (C統計 0.717、0.717、0.726)
だが、HbA1cは、糖尿病発症に関しては、フルクトサミン、糖化アルブミンを上回るパフォーマンス(C統計 0.760、0.706、0.703)
C統計:AUC
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