2014年1月24日金曜日

PM2.5/PM10と冠動脈性心疾患 :欧州許容濃度未満でも関連性

10万名住民11.5年間平均フォローアップ・European Study of Cohorts for Air Pollution Effects (ESCAPE)の11コホート(フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、イタリア)

PM長期暴露は、冠動脈イベント増加と相関し、その相関はヨーロッパ許容限界未満では認められる。
5157名のインシデント

推定年間平均PM2.5 5μg/m3増加毎、冠動脈イベント 13%増加 (ハザード比 1.13, 95% 信頼区間 0.98 to 1.30)
推定年間平均PM10 10 μg/m3増加毎、冠動脈イベント 12%増加  (1.12, 1.01 to 1.25)
コホート毎heterogeneityエビデンス認めず

現行年次ヨーロッパ許容値以下である 25μg/m3で、陽性相関 (1.18, 1.01 to 1.39, for 5 μg/m3 increase in PM2.5)、PM10 40 μg/m3でも同様(1.12, 1.00 to 1.27, for 10 μg/m3 increase in PM10)

陽性だが非有意相関性が他の大気汚染でも認められる


Long term exposure to ambient air pollution and incidence of acute coronary events: prospective cohort study and meta-analysis in 11 European cohorts from the ESCAPE Project
BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f7412 (Published 21 January 2014)
Cite this as: BMJ 2014;348:f7412

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