現時点のマンモグラフィー主体の乳がん検診(40歳時点(あるいは50歳時点)からの年次マンモグラフィー)は、早期発見したら、生存オッズが増加するという理想から勧められてきた。しかしながら、BMJの報告(
BMJ
2014;348:g366)からそれに対する疑念が生じている。
→ マンモグラフィー役立たず(http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/02/blog-post_6818.html )
見れば見るほど見事にかさなる死亡率、5-10年間の特異的期間だけを過剰にクローズアップさせてしまって、マンモグラフィー検診を過剰に評価してしまった可能性がある。
【乳がん特異的死亡率】
諸外国のメディアではかなり報道されているが、日本のマスコミは「検診=善」という勧善懲悪偏向に陥り、まともに報道されず。
人間が介入することにはそれが良かれと思ってなされることにも、弊害が存在する場合がある。すなわち、早期発見=善と決めつけるわけにはいかないのだ。BMJの報告はマンモグラフィーは死亡率減少をもたらさないというもの。
詳しい解説記事が掲載された!
一般の人たちが知るべき真実という内容。
http://www.foxnews.com/health/2014/03/03/controversial-mammogram-study-what-need-to-know/
日本のマスコミは、検診の有害的側面を真正面から報道しない。結果、検診関係者の利権優先、利用者の知る権利・機会喪失させている。
40歳未満女性までマンモグラフィー推奨し、自局関連映画の宣伝をしていた・・・TBSテレビ
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