2014年3月4日火曜日

【気管支喘息】気管支焼灼術明確なベネフィット示せなかったAIR2トライアルの余波 

気管支焼灼術の臨床トライアル AIR2でプライマリエンドポイントである急性増悪減少効果、ER受診・入院減少あるも、シャム治療と比較し統計学的有意差認めず。MCID閾値に合致しないQOL改善は示された。
・2年時重症急性増悪比率:BT 23.0% vs 30.9%;事前設定非劣性95%上限超えず
・1年時・2年時点、重症急性増悪(0.49(0.39-0.62) vs 0.39(0.30-0.56))、喘息症状(0.48(0.38-0.62) vs 0.43(0.33-0.56))・ED受診(0.07 (0.05-0.10) vs 0.08 (0.06-0.12))・入院(0.04(0.03-0.06) vs 0.06(0.04-0.09)といった医療機関受診比率に統計学的差認めず

"Bronchial thermoplasty has a role in severe asthma management" 
American Academy of Allergy, Asthma, and Immunology
Sands MF, et al
AAAAI 2014; Session 2522.
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/AAAAI/44556


Alair気管支焼灼システムは、高用量ICS+LABAコントロール困難な持続性喘息に承認された。万人に効果のあるものでもなさそう。多くの喘息に対するはっきりとした役割ははっきりしなかった。



気管支ぜんそく:気管支焼灼形成術:長期安全性 2013/10/19

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