糖尿病vs非糖尿病の死亡率トレンド をみると、その差が無くなってきたという報告
糖尿病罹病者数は急増しているが、そのインパクトは減少してきている。糖尿病管理、血圧・脂質管理の厳格化による(と、レターのためだと思うが、好きなように筆者が書いている)
糖尿病有無でその補正オッズ比をみると、2000年 1.20 → 2010年 0.78まで減少している。
Decade-Long Trends in Mortality Among Patients With and Without Diabetes Mellitus at a Major Academic Medical Center
Neel M. Butala, AB, Benjamin K. Johnson, MA, James D. Dziura, PhD, et al.
JAMA Intern Med. Published online May 19, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2014.1803
独立変数 オッズ比
糖尿病 1.21(1.08〜1.36)
Time, y
糖尿病無し 0.96 (0.95〜0.96)
糖尿病有り 0.91 (0.90〜0.93)
この状況下では、糖尿病に関する生存率向上は、これ以上コストをかけても意味が無いということではないか? もちろん、透析などの合併症に基づく社会的コスト、微小血管・大血管合併症、QOLに関する効果は別に検討する必要はあると思うが・・・
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