2015年1月26日月曜日

インフルエンザワクチンで嗅覚障害リスク軽減

Google Cacheで今でも確認できるのだが、「WHO、インフルエンザはワクチンで予防不可と結論 病院は巨額利益、接種しても感染多数 Business Journal 2015/1/23 06:01 編集部 」という記事


WHO :http://www.who.int/influenza/vaccines/en/
「Vaccination is the most effective way to prevent infection and severe outcomes caused by influenza viruses.  」


しらべればすぐ分かるのに・・・ この「ビジネスジャーナル社」って馬鹿なの?
朝日新聞「慰安婦問題」並みとは言わないが・・・


インフルエンザ関連のお話

以下の小規模な研究で、結論づけはできないだろうが、意外な効果がありそうという話題

Association of Decreased Rate of Influenza Vaccination With Increased Subjective Olfactory Dysfunction
Carrie E. Flanagan, et. al.
JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. Published online January 15, 2015.
doi:10.1001/jamaoto.2014.3399
http://archotol.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2089647

後顧的検討で、嗅覚障害が 前年ワクチン群 7/36例 ワクチン非接種群 15/38
(オッズ比 0.33 、 95%信頼区間 0.119~0.929)






高齢者の死亡率・心血管イベント:塩分制限 6g/日未満では、減塩効果無し

食塩として5.85g/日(ナトリウムとして2.3g/日)程度までの高齢者の死亡率増加に寄与しない


Dietary Sodium Content, Mortality, and Risk for Cardiovascular Events in Older AdultsThe Health, Aging, and Body Composition (Health ABC) Study
Andreas P. Kalogeropoulos, et. al.
JAMA Intern Med. Published online January 19, 2015.
doi:10.1001/jamainternmed.2014.6278




【意義】 高齢者での食事性ナトリウムの役割について付加的情報が必要
【目的】 高齢者での、ナトリウム食事摂取と、死亡率、心血管疾患(CVD)発生、心不全(HF)発生について
【デザイン・セッティング・被験者】 10年フォローアップデータ(年齢 71-80歳・住民ベース前向きコホート被験者2642名(初回 1997年4月1日~1998年7月31日)
【暴露】 ベースラインの食事性ナトリウム摂取評価(食事回数アンケートによる)。
連続変数としてのナトリウム摂取量と、以下のレベルのカテゴリー変数として評価: 1500 mg/d 未満(291 participants [11.0%]), 1500 to 2300 mg/d (779 participants [29.5%]), 2300 mg/d超 (1572 participants [59.5%])
【主要アウトカムと測定項目】 10年フォローアップにおける、補正された死亡、CVD頻度、HF頻度
CVD発生解析は1981名の、ベースラインでの明らかなCVD存在しなかった例で行った。
【結果】 平均(SD):73.6(2.9)歳、女性 51.2%、白人 61.7%、黒人 38.3%


10年後、死亡 881名、 CVD 572名、 HF発症 398名

補正Cox比例ハザードモデルにおいて、塩分摂取は死亡率と相関せず (ハザード比  [HR] per 1 g, 1.03; 95% CI, 0.98-1.09; P = .27)

10年死亡率は、1500mg/d未満群に比べ1500~2300 mg/d群で死亡率は有意に少ないとは言えないし、2300 mg/d超群より低いとは言えない  (P = .07)


2300 mg/d超の摂食では、補正モデルで死亡率は高くない (HR vs 1500-2300 mg/d, 1.15; 95% CI, 0.99-1.35; P = .07)

カロリー摂取、BMIを、ナトリウム摂取量indexingしても実質上影響なし

死亡率の補正HRは、1日摂取量として、mg/kcalあたり 1.20 (95% CI, 0.93 - 1.54 ; p = .16)、1日ナトリウム摂取 100 mg/kg/m2あたり1.11 (95% CI , 0.96 - 1.28 ; p = 0.17 )

死亡リスク補正モデルで、ナトリウム摂取は、CVD、HFともに有意にリスク相関せず

CVD (subHR per 1 g, 1.03; 95% CI, 0.95-1.11; P = .47)
HF (subHR per 1 g, 1.00; 95% CI, 0.92-1.08; P = .92)


すべてのアウトカムに対する、性別、人種、高血圧状態との相関関係みとめず

2015年1月22日木曜日

てんかん突然死: うつぶせ寝と関連、40歳未満では特に影響大

てんかん突然死: sudden unexpected death in epilepsy (SUDEP)とうつぶせ寝の関係
systematic review and meta-analysis



Association of prone position with sudden unexpected death in epilepsy
Jennifer A. Liebenthal, et. al.
Neurology Published online before print January 21, 2015,


SUDEPのうち、253例で、体位記載

これらのうち、うつぶせ寝死亡 73.3% (95% 信頼区間 [CI] = 65.7%, 80.9%)
非うつぶせ寝   26.7% (95% CI = 16.3%, 37.1%)



Binary random-effects analysisにて、うつぶせ体位は、SUDEPと有意に関連 (p < 0.001)。
 さらに、ビデオモニター下SUDEP例11例では全例報告された。

 住民統計・環境によるSUDEPサブグループでは、うつぶせ寝は  40歳未満において、85.7% (95% CI = 74.6%, 93.3%)
 40歳超では 60% (95% CI = 38.7%, 78.9%)


若年者では高齢者と比較し、うつぶせ寝が、多いことを統計解析で確認 (odds ratio 3.9; 95% CI = 1.4%, 11.4%; p = 0.009).

2015年1月21日水曜日

肺炎入院後心血管疾患リスク増加は短期間から2年以上

2つの住民ベースコホートである、CHSとARIC
前者は65歳以上、5888名、 後者は45-64歳、15792名

インシデンタルな心血管疾患(心筋梗塞、卒中、致死的冠動脈疾患)の発症率を、肺炎症例を対照比較し、心血管疾患ハザード比を異なる期間にて、住民統計因子・CVDリスク要素・臨床不顕性心血管疾患・合併症・機能評価補正を行った比較。


Association Between Hospitalization for Pneumonia and Subsequent Risk of Cardiovascular Disease Vicente F. Corrales-Medina, et. al.
JAMA. 2015;313(3):264-274. doi:10.1001/jama.2014.18229.
CHS 591例、 うち、肺炎入院後10年間のスパンでは、CVDイベント206

CVDリスクは肺炎後1年間最も高い:
肺炎後30日内: 症例 54 VS 対照 6 (HR, 4.07; 95% CI, 2.86-5.27)
31日~90日内: 症例 11 VS 対照 9 (HR, 2.94; 95% CI, 2.18-3.70)
91日~1年内: 症例 22 VS 対照 55 (HR, 2.10; 95% CI, 1.59-2.60)

付加的CVDリスクは10年増加、症例 4 VS 対照 12   (HR, 1.86; 95% CI, 1.18-2.55)


ARICコホート、680名の症例にて、10年間において112名の入院後CVD
肺炎後30日内 症例 4 VS 対照 3  (HR, 2.38; 95% CI, 1.12-3.63)
31日~90日内 症例 4 VS 対照 0  (HR, 2.40; 95% CI, 1.23-3.47)
91日~1年内 症例 11 VS 対照 8 (HR, 2.19; 95% CI, 1.20-3.19)

2年の間に 症例 8 VS 対照 7  (HR, 1.88; 95% CI, 1.10-2.66)
補正後は有意差無し





補正内容が重要だとおもうのだが、脆弱性の高い人たちが大いにCVDリスク増加に寄与してる可能性があるわけで・・・



2015年1月20日火曜日

地域ウォーキンググループ介入による健康ベネフィット

グループでの介入というのが意味あるそうな・・・ 身体活動性へポジティブになる以外に、孤独を防ぎ、ウェルネスの共感・共有ということが意味あるらしい。




地域に於けるウォーキンググループ介入による生理学的・心理学的、Well-beingアウトカム の システマティック・レビュー&メタアナリシス

Is there evidence that walking groups have health benefits? A systematic review and meta-analysis
Sarah Hanson, et. al.
Br J Sports Med Published Online First: 19 January 2015 doi:10.1136/bjsports-2014-094157 


42研究、1843名

ウォーキング群に広汎な健康ベネフィット

メタ解析により統計学的有意な減少
・ 収縮期血圧 −3.72 mm Hg (−5.28 to −2.17)
・ 拡張期血圧 −3.14 mm Hg (−4.15 to −2.13)
・ 安静時心拍数 −2.88 bpm (−4.13 to −1.64)
・ 体脂肪 −1.31% (−2.10 to −0.52)
・ BMI −0.71 kg/m2 (−1.19 to −0.23)
・ 総コレステロール −0.11 mmol/L (−0.22 to −0.01)


統計学的増加
・ VO2Max 平均増加量  2.66 mL/kg/min (1.67–3.65)
・ SF-36 (身体機能) score 6.02 (0.51 to 11.53)
・ 6 min walk time of 79.6 m (53.37–105.84).


うつスコア標準化平均差  effect size of −0.67 (−0.97 to −0.38).


 他のアウトカム、 ウェスト径、空腹時血糖、SF-36(メンタルヘルス)、HDLなどの血中脂質にエビデンス認めず


著明な副事象認めず

2015年1月17日土曜日

喫煙・COPD:肺内ATP感受性増大

喫煙者、COPD患者では、細胞外ATPに対して感受性増大し、COPDのメカニズムとしても意味がある


EFFECTS OF AEROSOLIZED ADENOSINE 5’-TRIPHOSPHATE IN SMOKERS AND PATIENTS WITH CHRONIC OBSTRUCTIVE PULMONARY DISEASE
Ozen K. Basoglu, et. al.
Chest. 2015. doi:10.1378/chest.14-2285


細胞外5’-triphosphate (ATP) は、肺内迷走神経C、Aδ神経線維を刺激し、迷走神経感覚神経終末でのプリン受容体:P2X2/3受容体を介し、気管支収縮、咳嗽を引き起こす。

COPD患者、喫煙者、対照に対し、ネブライザーATPを投与し、咳嗽及び健康状態を評価。


健康対照に比べ、ATPにより、喫煙者・COPD患者では呼吸困難、咳嗽、咽頭不快出現
ATPの効果はAMPより影響大。
呼気condensateでのATP濃度は、COPD患者において、健康対照に比べ増大




睡眠時間・タイミングと反復ネガティブ思考との関連性

個人の頚肩のネガティブな側面にばかり固着するから、夜遅くまでおきてるのか?逆に、夜早く寝るとネガティブなことに思いをはせなくなるのか?

現象として、うつ患者だけでなく、精神疾患を明確でない人たちにもそういう傾向が見られる。



Duration and Timing of Sleep are Associated with Repetitive Negative Thinking
Cognitive Therapy and Research ; December 2014; Date: 04 Dec 2014
Jacob A. Nota, et. al.
http://link.springer.com/article/10.1007/s10608-014-9651-7
反復性負思考(RNT:個人の体験のうち、ネガティブな側面にばかり固執かつ抽象的に焦点化すること)は、睡眠時間の短さと関連する。


疾患特異的RNTと、RNT過程のtransdiagnostic計測値を、睡眠時間とタイミングとの関連性について、100名の噎選択的学生に対し検討。


再現事前所見、睡眠時間短縮は、横断的に、睡眠タイミングの反復試行数や遅延は、脅迫障害と相関していた。

この検討から拡大し検討したところ、RNTのtransdiagnostic計測値が睡眠時間縮小と、睡眠タイミング遅延性と関連していた。
睡眠タイミング遅延化と活動時間が遅くまでなる人は、さらにRNT報告数が多くなる。
これらのことから、RNT過程は、睡眠時間と睡眠タイミングと関連することが判明した。




疼痛カタストロフィー患者にもRNT過程が大きく関与する。

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