2012年4月6日金曜日

臨床的レビュー:原発性副甲状腺機能亢進症診断・管理

Clinical Review
Diagnosis and management of primary hyperparathyroidism
BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.e1013 (Published 19 March 2012) Cite this as: BMJ 2012;344:e1013

原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)は、高カルシウム血症として、日常臨床では、最も多い原因である。悪性、及び二次性のものを除外必要。


PHPTは、インタクトPTH増加、あるいは、軽度から正常高値でも、総・イオン化カルシウム高値の場合に考慮すべき、PHPT類似状況を除外が必要。


医学的サーベイランスは、血中カルシウム、クレアチニン、BMD(3カ所)測定 1-2年毎



選別患者・副甲状腺切除ガイドラインに合致しない患者向けマネージメントオプションは、ビスフォスフォネート、エストロゲン補充もあり、カルシウム受容体作動薬:calcimimetic cinacalcet(商品名:レグバラ)は血中カルシウムを減少させ、副甲状腺値を正常化する(e.g. 解説 http://www.my-pharm.ac.jp/~kishiba/rep8.pdf)。

術前局在診断のためのSestamibi imagingは、PHPT診断除外に診断的ツールではない。


二次性副甲状腺機能亢進症(持続的PTH分泌刺激)は、ビタミンD低下やCKDにより主に生じる。



 高カルシウム血症は中枢神経症状無ければ無症状。  血中カルシウム増加が急激な場合に顕性となる場合がある。尿中へカルシウム・水、他の電解質の移行に伴う脱水症状、ECF内のイオン化カルシウム濃度増加に伴う膜電位増加による症状。尿中のカルシウム不足はアニオンと水不足をもたらし、集合管CaR刺激故の腎性尿崩症ももたらす、バソプレシンによるapaporin water channnelの輸送機能への影響を与える。故に、多尿・多飲を生じる。脱水に鈍感な場合、神経・神経筋症状、疲労、うつ、集中力低下、記憶、認知機能、混乱、混迷などの症状。胃腸運動機能障害に基づく症状、便秘、吐気、嘔吐。続発性膵炎など・・・


開業医をしていると、カルシウム測定すぐ忘れてしまう。開業当時立て続けにPHPTを見つけたことも忘れていた。一方、がん患者では、HHM、LOHが頭にあるので、比較的忘れないのだが、腎不全ではないCKD程度から副甲状腺機能亢進症を・・・というのは、念頭になかった。

サプリメントの宣伝が行き届いているこの時代、外来で、カルシウムチェックをを行う必要性を感じる。


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