アスベストは起炎性物質であり、動脈硬化プロセスにも炎症性プロセスが関連する。
となると、心血管疾患にアスベストがどの程度の影響を与えるかが問題。
Workplace
Original article
Cardiovascular disease mortality among British asbestos workers (1971–2005)
Occup Environ Med doi:10.1136/oemed-2011-100313
職業的アスベスト暴露労働者、98912名の大規模コホート
全原因死亡15557のうち、1053が脳血管死亡、4185が虚血性心疾患(IHD)死亡
統計学的に脳血管死亡 (SMR(喫煙補正標準化死亡率: smoking-adjusted standardised mortality ratio): 男性 1.63, 女性 2.04)、IHD死亡 (SMR: 男性 1.39, 女性 1.89)は超過有意に存在
職業・ 出生コホートは、性・年齢・喫煙・職業・コホート・暴露期間を含むPoisson 回帰モデルにて、脳血管疾患・IHD死亡率リスクと相関
暴露期間が統計学的有意だったのは、IHDのみ
結論としては、アスベスト職業性暴露と、心血管死亡率超過に関し、一つのエビデンスが示されたということ。
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