2012年1月24日火曜日

早期食道癌:非切除治療評価

京都大学からのMultidisciplinary Gastrointestinal Cancers Symposiumでの報告

(情報ソース:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/MGICS/30804



日本の後顧的92名の研究で、stage 0-1Aの食道癌への非手術的治療として代替治療としての評価。

radiation therapy/chemoradiotherapy (RT/CRT) or endoscopic resection で、2年生存率 97.1%

手術が標準治療だが、radiation therapy/chemoradiotherapy (RT/CRT) or endoscopic resectionは非侵襲的であり、臓器保護的である優越性がある。


無再発2年生存率と包括生存率
  • Surgery: 77.8% 、 100%
  • RT/CRT: 68.6%、 97.2%
  • Endoscopic resection: 89.8% 、 95.7% 

Ito H, et al "Nonsurgical treatments for stage 0-IA squamous esophageal cancer"
J Clin Oncol 2012; 30(4): Abstract 113.


日本では、(上部消化管)検診が普及しており、早期食道癌発見率が高いという日本の特殊性を指摘されている。

いづれにせよ、前向き研究が必要と指摘


0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note