2012年2月21日火曜日

C型肝炎ウィルス検診:誕生コホートで1回行うべき

輸血や医療関与リスクで層別化するのではなく、“誕生年だけを目安にしてHCV検診すべき”


C型肝炎ウィルス (HCV) 感染は1945-1965年生まれの成人に多く、この多くは診断されてない。

birth cohortベースの検診について、リスク要素ベース検診に比べ、コスト効果的かどうか?


出版エビデンス+メディケアデータのコスト効果解析から
1945-1963年の間のヒトの1回のHCV検査及びその後の治療は、コスト効果的であることが示された。


birth cohortによる1回の検診を考慮すべき・・・という結論。

The Cost-Effectiveness of Birth-Cohort Screening for Hepatitis C Antibody in U.S. Primary Care Settings
David B. Rein, Bryce D. Smith, John S. Wittenborn, Sarah B. Lesesne, Laura D. Wagner, Douglas W. Roblin, Nita Patel, John W. Ward, and Cindy M. Weinbaum
Ann Intern Med February 21, 2012 156:263-270; published ahead of print November 4, 2011, 




形だけの厚労省・肝炎対策
(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/02-04.html)
詳Q15: C型肝炎ウイルス(HCV)の検査を受けるには、どのような方法がありますか?
詳A15: HCV検査はほとんどの医療機関で受けることができます。特に肝炎が疑われる全身倦怠感や食欲不振、悪心・嘔吐あるいは黄疸といった症状がある場合には、早めに受診されることをお勧めします。
 なお、一般には医療保険が適用となりますが、症状が全くない場合などには自由診療となることもあります。詳細については、検査を希望される医療機関にお問い合わせください



日本の検診って、どの分野もむちゃくちゃで、某農業系検診団体のを見てると、1年毎にHCV検査されてたり、陽性のときのその後の対応に関しての説明もされないままなされていたり、ただ単にやってるだけで、システマティックな取り組みが行われているとは思えない・・・

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