Uchino と Hernandez による、2011年3月までの、dabigatranの急性冠疾患アウトカム(心筋梗塞:MI)・急性冠症候群(ACS)アウトカム非劣性ランダム化トライアルのシステマティック・レビュー、メタアナリシス
心房細動卒中予防2研究を含む 7トライアル(n=30 514)、急性冠動脈血栓塞栓 1、ACS 1、短期深部静脈血栓症予防 3
ワーファリン、enoxaparin、プラシーボ比較の対照群比較で、Dabigatranは、有意にMI、ACSリスク増加と関連
dabigatran 237/20 000 [1.19%]、 vs control 83/10 514 [0.79%]
オッズ比 (Mantel-Haenszel), 1.33; 95% CI 1.03-1.71; P = .03)
臨床医は、ダビガトラン使用による心血管疾患への重大な悪影響を考慮し使うべき
Dabigatran Association With Higher Risk of Acute Coronary Events
Meta-analysis of Noninferiority Randomized Controlled Trials
Ken Uchino, MD; Adrian V. Hernandez, MD, PhD
Arch Intern Med. 2012;172(5):397-402. doi:10.1001/archinternmed.2011.1666
非弁膜症性心房細動: プラザキサ vs ワーファリン 定量的benefit-harm解析・経済的分析 2011年 11月 11日
http://intmed.exblog.jp/13983778/
ダビガトラン(商品名:プラザキサ)は、日循で緊急提言あったように、処方前クレアチニン・クリアランス測定必須の件・死亡例報告、そして、保存性の問題(その後緩和されたが保存に関する注意事項あり)もあり、当初報告されたほど、非専門医が簡単に扱える薬剤ではないことが分かってきた。
レビュー:心房細動へのダビガトラン投与 2011年 02月 04日
http://intmed.exblog.jp/12050604/
急性静脈性血栓塞栓治療:抗トロンビンDabigatranの有効性と安全性 2009年 12月 07日
http://intmed.exblog.jp/9377765/
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