2012年3月12日月曜日

横隔膜機能障害

横隔膜機能障害
 

診断部分だけ抜き書き

Dysfunction of the Diaphragm
F. Dennis McCool, M.D., and George E. Tzelepis, M.D.
N Engl J Med 2012; 366:932-942 March 8, 2012



横隔膜透視 “sniff test” :鼻腔からのシャープな吸気努力による
横隔膜下方運動が正常、片側横隔膜麻痺では、麻痺側のparadoxical (cephalad) movement 片側では有効 両側横隔膜麻痺では有効でない 偽陽性は6%、偽陰性はFRC未満の呼気時の腹部筋肉の能動的収縮で生じる。


I)
正常肺活量 かつ 仰臥位肺活量低下 < 20%  ; Yes→ 両側横隔膜麻痺除外

↓No

II)
最大吸気圧  >80cm水柱(男性)、>70cm水柱(女性)
もしくは
Sniff negative inspriratory pressure >70cm水柱(男性)、 >60cm水柱(女性) ; Yes → 除外

↓No

III)特殊検査
超音波:横隔膜厚 > 2mm 及び 吸気時厚み増加>20%
もしくは
経横隔膜圧差 Pdi max  > 40cm水柱、 Twitch Pdi  > 20cm水柱

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