Jones S, et al. "A randomized, double-blind, placebo-controlled,
multicenter trial of egg oral immunotherapy in children: An analysis of
clinical tolerance" AAAAI 2012; Abstract 245.
情報ソース:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/AAAAIMeeting/31475
経口減感作 は、卵アレルギーの子供の3/4で成功し、1/4で機能的トレランスとなった。
免疫療法22ヶ月後、脱感作 75%、反応閾値の増加を意味し、プラシーボの子供は脱感作なし(P<.001)。機能的トレランス 27.5%で、食物経口暴露でアレルギー反応を長期間示さないということを意味し、プラシーボの子供はトレランス無し(P=0.025)
卵アレルギーの累積頻度は2.5歳で2.6%で、脱感作成功の報告は小規模研究に限定されていて、安全性に疑問が残っていた。
5-18歳で、卵特異的IgE <5 kU/L、 ランダム割り付けで 2000mgまで段階的増量。
中断率、22ヶ月前までに、投与群 15%、 プラシーボ群 13.3%。
10ヶ月目に75%、22ヶ月までに92%が症状無しの最大投与量に到達。
最頻度症状は軽度で、口腔咽頭部で、治療初期に生じる。
44ヶ月まで継続する予定
3年後も45%が機能的トレランスとなり(P<0.01 vs プラシーボ) で、際限なく卵摂取可能となっている。
22ヶ月で好塩基球活性化減少(P<.001)、卵特異的IgG4急激に増加(P<0.001)
皮膚プリック試験のサイズは22ヶ月で減少し、感作・トレランス出現と相関(P=0.009、 P=0.005)
加え、機能的トレランスとなったと思われるバイオマーカーを検討したが見いだせなかった。
2012年3月5日月曜日
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