Interrater Reliability of Clinical Findings in Children With Possible Appendicitis.
Pediatrics. 2012 Mar 5. (pubmed)
811名の3-18歳の子供の虫垂炎疑い例に対する、画像検査前の小児救急医 2名の60分内観察者評価比較
75%を完遂。
病歴に関し、直データ一致率は64.9~92.3%
4/6は中等度観察者間信頼性あり (κ> .4).
高κ値は疼痛期間 (κ = .56 [95% confidence intervals .51-.61]) 、嘔吐病歴(.84 [.80-.89])
医師身体所見観察評価変数に関し、直データ一致率は60.9~89.7%
4/8で 観察者間信頼性中等度
身体所見変数のうち、高κ値は、歩行時・ジャンプ時・咳嗽時腹痛 (.54 [.45-.63])、身体所見上の腹部圧痛の存在(.49 [.19-.80])
虫垂炎疑い例での患者病歴、医師身体所見変数はfair~中等度程度。
観察者間一致率の高い所見がやはり臨床的rule in判断にとってより適切だろうという結論。
American College of Emergency Physicians (ACEP) 2010 clinical policy
小児虫垂炎の特異性として、吐気、右下腹部現局的疼痛、歩行困難、反跳性圧痛、絶対的好中球数増加>6750/μL。スコア化システムの陰性尤度 0.058(95% CI 0.008-0.41)とかなり優秀な気がする。
0 件のコメント:
コメントを投稿