“うつぶせ寝阻止”キャンペーン(Back-to-Sleep (BTS) campaign)後、SIDS特性に変化がもたらされたか?
おおむね成功であったという結論だが、同時に他の多くのリスク要素の調査・啓発が必要ということらしい。
Risk Factor Changes for Sudden Infant Death Syndrome After Initiation of Back-to-Sleep Campaign
Pediatrics Published online March 26, 2012(doi: 10.1542/peds.2011-1419)
1991-2008年の568名のSIDS死亡を含む San Diego SIDS/Sudden Unexplained Death in Childhood Research Project解析
1991-1993 → 1996-2008
・SIDSパーセンテージ 84.0%から48.5%へ減少(P<0.001)
・添い寝 19.2%から37.9%へ増加(P<0.001)、特に、2ヶ月未満で29.0%→63.8%と増加
上気道感染症状は、46.6%から24.8%へ減少(P<0.001)
SIDS乳児の99%は少なくとも1つのリスク要素を有し、57%は2つの外部、1つの内部リスク要素を持つ。他5%のみが外部リスク要素無し。
SIDSあたりの平均リスク数はBTSキャンペーン開始後変化認めず
乳幼児突然死症候群とうつぶせ寝に関しては多くのリスク要素のばらつきが見られ、内因性、外因性のリスク要素がうつぶせ寝キャンペーン前・期間中も見られた。
リスク減少キャンペーンは、多くのリスク・同時リスクについても避けることを強調したもので、可能性の高い子供の予防に不可欠である。
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