老人では、新規フィブラート使用はクレアチニン増加リスクもたらす。
ただ、死亡率・重症腎障害によるリスクの差は無い。
New Fibrate Use and Acute Renal Outcomes in Elderly Adults
A Population-Based Study
April 17, 2012
Ann Int Med. vol. 156 no. 8 560-569
エゼチミベ(ゼチーア)(n=61832)と比べ、フィブラート(n=19072)はクレアチニン値増加による入院増加 (補正オッズ比, 2.4 [95% CI, 1.7 to 3.3]) 、腎臓専門医コンサルト増加(絶対的リスク比, 0.15% [CI, 0.01% to 0.29%]; 補正オッズ比, 1.3 [CI, 1.0 to 1.6])
全原因死亡率、重症腎障害によるリスクに差は認めない。
1110名のsubpopulation(フィブラート n=220; エゼチミベ n=890)において、フィブラート 9.1%、 エゼチミベ 0.3%で、50%以上の血中クレアチニン増加(絶対的差, 8.8% [CI, 4.5% to 13.1%]; オッズ比, 29.6 [CI, 8.7 to 100.5])
リスクはCKDフィブラートで特に大きい。
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