Sleep-Disordered Breathing and Excessive Daytime Sleepiness in Patients With Atrial Fibrillation
Felipe N. Albuquerque, et. al.
睡眠呼吸障害(SDB: sleep-disordered breathing)の合併症は主に昼間の眠気(EDS:excessive daytime sleepiness)だが、SDB治療が比較的反応するが、心血管疾患、SDB、EDSは必ずしも相互相関性は明らかでない。
心房細動に関し、SDBとの強い相関が見られる報告があるが、どうなのか?
151名の心房細動除細動患者に睡眠研究・夜間PSG施行
平均年齢69.1±11.7歳、平均BMI 34.1±8.4、男性 76%
SDB頻度は81.4%、EDSは35%
ESSスコアとAHIの相関性は低い(R2=0.001、P=.64)
ESSの、SDB感度・特異度は32.2%、54.5%
心房細動患者でのSDBの頻度は多いが、昼間の眠気を報告する率は低い。
昼間の眠気はこの患者群では重症度と相関せず、SDBの存在を示唆することも無い。
故に、心房細動病歴の場合、直接器械を用いたPSGスクリーニング検査をしなければSDBの存在診断は不可能。今後、心房細動患者でのSDBにおいて、治療反応性とともに、検討が必要。
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