2012年4月3日火曜日

「デタラメ健康科学」 ・・・ デタラメ議員たちが進める統合医療



自民や民主に、「統合医療」・代替医療推進の動きがある ・・・ かなり危惧すべき状況にあると思う


自民までもが賛成し、今国会「統合医療」推進政策・・・だと・・・ H24.03.27http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/03/blog-post_1489.html


Bad Science」 Ben Goldacre著 http://www.amazon.com/dp/000728487X/
(日本語版 「デタラメ健康科学」 http://www.amazon.co.jp/dp/4309252508


デトックス、ブレインジム(「脳科学」もどき)、高級化粧品・代替療法・ホメオパシー・プラセボ効果・栄養評論家・サプリメント・ビタミン・製薬業界と、最後にメディアのうそ(MRSA殺人細菌汚染でっち上げ、ワクチン自閉症論文の流布・虚偽確立の役割、サリドマイド事件のてがらでっち上げなど、よくまとめられている。

ホメオパシーに関して書籍の前半にその詳細な解説がなされ、RCTや盲目化、メタアナリシスなど解説しながら、ホメオパシー効果に関する出版バイアスが解説されている。




代替療法には、科学的立証が見込めないものや思い込みやインチキが紛れ込まれている。


メディアは、bad scienceを紹介し、流行しているかごとくあおる。メディアにとっては広告宣伝による利益となる一方、自らが率先して表層的なbad scienceの信者となり啓発者となる。かれらは、科学的批判を全く受け入れず、 メディア総力で、bad scienceにもとづくインチキを広める。


メディア人の立場に立てば、このいんちき医療の問題点を一般の人が知るにはマスメディアの力が必要なことも確かなのだが、広告を収入源とするメディアにとってその弊害をつまびらかにすることはその使命感とは別に収入源に直結することにもなる。 わたしは、インチキ医療の弊害を報道する報道機関に敬意を払うことにしている。 NHKもかつてはそういう報道機関だった気もするのだが、今は、かなり疑問・・・

効用・功利を認めないものを多く含む統合医療を公的医療保険でまかなうことはあってはならない。この観点を持てない議員たちはそもそも議員である資格さえ無いと私は断言したい。

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