2012年9月6日木曜日

喫煙者:血中カドミウム・鉛濃度と肺機能低下の関連性

米国住民大規模サンプル研究で、閉塞性肺疾患と血中カドミウム・鉛濃度の相関が示され、カドミウム濃度は喫煙により部分的には相関する。
喫煙者中の用量依存関係が、カドミウム濃度と肺機能悪化進行においてみられる。

Serum heavy metals and obstructive lung disease: Results from the National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES)
Haala Rokadia, Shikhar Agarwal
CHEST. 2012   doi: 10.1378/chest.12-0595


閉塞性肺疾患:obstructive lung disease (OLD)を FEV1/FVC ratio <0 .7=".7" br="br" by="by" spirometry="spirometry">
National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES) 2007-2010 コホートで、OLD頻度は12.4%(10.2-13.6%)

平均(SE) カドミウム濃度は、正常対照比較で有意に高濃度  [0.51 (1.04) versus 0.33 (1.02): p<0 .001=".001" br="br">
同様に、平均(SE)血中鉛濃度は、正常対照群に比べ高濃度 [1.73 (1.02) versus 1.18 (1.0): p< 0.001]

OLD頻度は12.4と喫煙の相関は有意に血中カドミウム濃度補正後減少

加え、血中カドミウム濃度増加と共にFEV1予測値悪化が、喫煙者でみられる。


カドミウム合金製造工場でみられる肺機能低下の報告もあり、直接の気道閉塞障害の可能性もある。喫煙に関してカドミウムは、直接悪化要素として絡んでるかもしれない。

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