2012年9月6日木曜日

アルツハイマー病:イチョウ・エキス二重盲検長期研究結果 有効性認めず

この治験結果で害も無いんだから希望を持ってイチョウの葉エキス飲めばよろしいという人もいるかもしれない。フラボノイドのたぐいによる脳血流改善等や、抗酸化作用を期待して・・・だが、客観的考えれば、時間の無駄遣い


Taking ginkgo to beat Alzheimer’s is a 'waste of time as it does not improve the memory'
Read more: http://www.dailymail.co.uk/health/article-2199004/Taking-ginkgo-beat-Alzheimer-s-waste-time-does-improve-memory.html#ixzz25edCd1ag


ランダム化平行群二重盲検プラシーボ対照化GuidAge clinical trial


Long-term use of standardised ginkgo biloba extract for the prevention of Alzheimer's disease (GuidAge): a randomised placebo-controlled trial
The Lancet Neurology, Early Online Publication, 6 September 2012

・standardised ginkgo biloba extract (EGb761)120mg×2/日
・matched placebo

2002年3月から2004年11月まで、2854名を登録後ランダム化、イチョウ抽出物最小1回服用群1406、プラシーボ最低1回服用1414名

5年までに、イチョウ群で61名のアルツハイマー病診断 vs プラシーボ群 73名  (100人年比較 1.2 例 vs 1.4 例; ハザード比 [HR] 0.84, 95% CI 0.60—1.18; p=0.306)、しかし、リスクは時間推移平行したものではなかった。
副事象イベント発生は両群同様。
死亡 イチョウ群 76 vs プラシーボ群 82 (0.94, 0.69—1.28; p=0.68)
卒中 イチョウ群 65 vs プラシーボ群 60 (リスク比 1.12, 95% CI 0.77—1.63; p=0.57)
出血性、心血管系イベントに両群差認めず

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