インフルエンザ・ワクチンは、ナルコレプシー発症リスク著明増加? 2012/03/29ナルコレプシーはご存じ、HLA-DR2とDQ1との関連性があり、免疫機序の関与が示唆されているため、比較的合理性があるため、話題となっている。
アジュバントパンデミックA/H1N1 2009ワクチン(Pandemix)とイギリスの小児・青年におけるナルコレプシーリスクを後顧的評価、2011年8月から2012年2月調査で、245名の小児・思春期青年をレビュー
症例対照後顧的研究なので、けちはいくらでもつけられるが・・
Risk of narcolepsy in children and young people receiving AS03 adjuvanted pandemic A/H1N1 2009 influenza vaccine: retrospective analysis
BMJ 2013; 346
doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f794 (Published 26 February 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:f794
2008年1月以降発症ナルコレプシー症例 75(カタプレキシー 56)
発症前 11名、 6ヶ月以内 7名
2011年6月までの診断に対し、発症前のワクチンタイミング不問時、オッズ比 14.4(95% 信頼区間 4.3-48.5)
発症前5ヶ月内のワクチン接種タイミングでは、オッズ比 16.2(3.1-84.5)
2008年10月から2010年12月までの発症例内の2011年11月診断例における自己対照症例シリーズからの相対頻度は、 9.9(2.1〜47.9)
寄与リスクは57,500例中1例から52,000例中1例
ナルコレプシーは昼間の過剰眠気を伴う疾患で、中には、強い感情的変化ひきがねの一過性筋力低下をともなうカタプレキシーが存在する。推定頻度は10万対25−50で、発症は10−19歳が多いがどの年代でも発症しうる。
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