2013年3月15日金曜日

ARMYDA-9 CAROTID研究:頸動脈ステント:プラビックス+スタチン虚血性イベント予防効果

頸動脈ステント患者に対するクロピドグレル(プラビックス)+アトルバスタチン(リピトール)にて、神経防御的効果


"Strategies of clopidogrel load and atorvastatin reload to prevent ischemic cerebral events in patients undergoing protected carotid stenting: Results of the ARMYDA-9 CAROTID Study"
Patti G, et al. ACC 2013.
J Am Coll Cardiol. 2013;():. doi:10.1016/j.jacc.2013.01.015

頸動脈ステント中クロピドグレル指摘投与量は不明

156名を2×2区分デザイン割り付け
クロピドグレル 600mg(n=78)、 300mg(n=78):ステント6時間前投与
アトルバスタチン再投与(n=76, 80mg+ステント6時間前+40mg投与) vs スタチン非投与 n=80


プライマリエンドポイントは、30日目の一過性脳虚血/卒中+脳diffusion weightedMRI所見上の新規虚血病変

プライマリアウトカム発生はクロピドグレル600mg群で有意に減少( 18% vs 300mg群 35.9% ; p=0.019)
アトルバスタチン再投与群で減少(18.4% vs スタチン非投与群 35.0%; p=0.031)


高用量クロピドグレルは、30日TIA/卒中率有意に減少(0% vs 9%, p=0.01)し、出血リスク認めず


かなりの明瞭な予防効果が示されている。
現時点で、日本では、冠動脈形成術後 プラビックス 300mg投与認可されているが、今後頸動脈ステントにおいても、プラビックスとスタチン投与認可考慮されるべきだろう。
同時に、投与量が妥当かどうかも・・・

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