2013年3月1日金曜日

やっぱり、砂糖は糖尿病有病率増加の重大主犯の一つ

Study: Sugar — Not Obesity — Causes Diabetes という、砂糖業界団体のざまぁみろのニュース

"砂糖は関係あっても、「他の栄養成分と同様、エネルギー(カロリー)過剰摂取 → 肥満や糖代謝への悪影響」として、糖尿病と関連する"という言い訳であったが、今回の報告では、砂糖摂取は、肥満や他の寄与要素と関連せず、独立した確たる2型糖尿病発症因子で、摂取量に比例して糖尿病発症しやすい・・・という話。

故に、「砂糖税」など導入して、住民レベルの摂取を控えさせるのも一案

The Relationship of Sugar to Population-Level Diabetes Prevalence: An Econometric Analysis of Repeated Cross-Sectional Data.
Basu S, Yoffe P, Hills N, Lustig RH (2013) 
PLoS ONE 8(2): e57873. doi:10.1371/journal.pone.0057873

実験的研究・観察研究から、糖摂取と2型糖尿病発症の関連性が示唆されていたが、肥満と独立して、糖分摂取変化で一般住民の糖尿病発症に関与するか不明であった。

175カ国の糖尿病と食事栄養成分調査繰り返し横断データを用い、選別バイアス可能性除去・他の食事種類(繊維分、肉、フルーツ、オイル、シリアル類)・総カロリー・過体重/肥満・period-effect、年齢・都市在住有無・収入といったいくつかの社会経済的指標補正後
sugar使用(1日ソーダ缶1個程度)150 kcal/ヒト/日増加毎、糖尿病有病率1.1%増加(p < 0.001)

 他の食品種では、肥満や他の寄与要素補正後、糖尿病有病率との関連性は認めない

糖尿病への糖の影響は、運動不足座位のみ行為やアルコール使用と独立したもので、その影響は若干影響を受けるものの、肥満や過体重と共役関係にない。

糖暴露の期間・程度は、両依存的に、有意に糖尿病有病率と関連。
糖摂取量減少は糖尿病有病率低下と関連しているが、しかし、社会経済的、食事・肥満頻度変化に独立したものである

糖摂取量の変化量は、住民ベースでみると、統計学的には、その変数説明可能となり、運動量や過体重・肥満では説明できない

砂糖の悪口だけでは何なので
子供では砂糖で痛み止め効果あり 2005年 12月 16日

その上で、砂糖の問題点を・・・

砂糖業界団体が「糖尿病の原因は砂糖の取り過ぎではない」と主張してる(主張していた
)と思う。だが、砂糖の方が、他の炭水化物より、血糖増加急激なのは当たり前で、自己インスリンの対応前にことは起きた後で、例えば、「強盗事件が起きた後に、のんびりと出てくる、アルソックもセコム状態」が毎度起きている。
わかりやすい説明 → http://www.avis.ne.jp/~torebi/satou.htm

2月から3月やたらと菓子類をテレビで取り上げるが、
これを機に日本のチョコレートや菓子類などを含め砂糖を減らすキャンペーンをすべきでは?
sugar taxも施策上考慮すべきと思う

糖の毒性: “The Toxic Truth About Sugar” ;sugar tax導入を! アルコール・たばこ同様の扱い必要  2012/02/03

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