合併症率そのものはかなり少ないが、やはり頻度に関しては多くなっており、特に、誤嚥性肺炎に関してその頻度が多い。この部分は対処しようがない部分のようである。だが、70歳を超える場合、合併症のある場合には注意が必要だろう。
Complications Following Colonoscopy With Anesthesia AssistanceA Population-Based Analysisa
Gregory S. Cooper, et. al.
JAMA Intern Med. 2013;():1-6. doi:10.1001/jamainternmed.2013.2908.
住民ベース研究で、ポリープ切除を伴わないコロノスコピーで、deep sedationを用いた場合と、用いない場合の比較
主要アウトカム測定は、30日内、脾臓破裂・外傷、腸穿孔、誤嚥性肺炎
患者数100,369名、総数 165,527検査
麻酔21.2%で35,128検査
検査後合併症は、284検査後(0.17%)、誤嚥(n=173)、穿孔(n=101)、脾外傷(n=12)(複数を含む)
包括的合併症は麻酔事例で多い( 0.22% ([95% CI, 0.18%-0.27%]) vs 0.16% ([0.14%-0.18%]) p < 0.001)
誤嚥 (0.14% [0.11%-0.18%] vs 0.10% [0.08%-0.12%]; P = .02)
腸管穿孔・脾破裂は同等。
合併症予測因子としては、70歳超、多くの合併症、病院での施行など
多変量解析にて、麻酔使用は合併症増加リスクと相関(オッズ比 1.46[95% CI, 1.09-1.94)
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