2013年4月5日金曜日

Cochrane Review: 正常血圧・高血圧 :極端でない減塩、カリウム摂取のすすめ

BBCの報道では、カリウム摂取強調している。野菜・果物3サービング (サービング解説→ 参考:http://ecook.nyslowlife.com/archives/2007/07/post_7.html)で、十分ベネフィット有りと説明。減塩をすることでさらに有益。卒中リスク減少に関して鍵となる。食品からのカリウム摂取では腎機能・他のホルモンへの悪影響無し。
Increase potassium and cut salt to reduce stroke risk
BBC: http://www.bbc.co.uk/news/health-22025341

カリウム摂取に関する128,000名の被験者を含む、22の対照研究と11の研究で、食品中カリウム3−4g増加で、24%の卒中リスク減少など。


Press release:http://www.politicshome.com/uk/article/75699/embargo_bmj_reducing_salt_and_increasing_potassium_will_have_major_global_health_benefits.html

より長期、極端でない減塩の血圧への影響:ランダム化トライアルのCochrane systematic reviewとmeta-analysis


3000名超の34トライアルから、極端ではない減塩による降圧効果
高血圧でも正常血圧対象者でも、4週間の減塩で有意に血圧減少
白人黒人、男女とも見られ、住民横断的に卒中、心臓発作、心不全減少
しかし、現行推奨は現実的ではなく、一般住民への減塩長期目標は3g/日減少となるだろうと説明。


同様の結果が、56研究、うち、高品質研究37で、血圧、脂質、カテコラミン値、腎機能検討。減塩は血圧低下あるも、血液脂質、ホルモン値、腎機能に関して副事象認めず。
小児においては、品質中等度だが、同様に血圧低下効果認めた。

ナトリウム摂取低下は、成人の卒中・致死的冠動脈疾患リスク減少。エビデンスのトータルでは、ナトリウム摂取低下は、血圧低下、心血管疾患減少のために公衆衛生的努力すべき部分で、多くの人々にベネフィットを与えると結論。


3番目の研究は、カリウム摂取と健康状態に関する、33トライアル、128,000名超の健康被験者で、フレッシュなフルーツ・野菜・豆腐に豊富
結果、成人では、カリウム摂取で、成人血圧低下し、脂質、ホルモン、腎機能への悪影響認めず。カリウム摂取は成因の卒中24%減少と関連し、また、小児でも血圧に関してベネフィット有るもデータ不足。減塩の重要性も示唆


Primary source: BMJ
Source reference:
He F, et al "Effect of longer-term modest salt reduction on blood pressure: Cochrane systematic review and meta-analysis of randomized trials" 
BMJ 2013; DOI: 10.1136/bmj.f1325.
http://press.psprings.co.uk/bmj/march/salt1.pdf


Additional source: BMJ
Source reference:
Auburto N, et al "Effect of lower sodium intake on health: systematic review and meta-analyses" 
BMJ 2013; DOI: 10.1136/bmj.f1326.


Additional source: BMJ
Source reference:
Aburto N, et al "Effect of increased potassium intake on cardiovascular risk factors and disease: systematic review and meta-analyses" 
BMJ 2013; DOI: 10.1136/bmj.f1378.

現時点で、原文閲覧可能なのは一つだけ・・・ 徐々に閲覧できるとは思うが・・・

カリウムに関しては、腎障害時は注意が必要だろう

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