今回は、大規模コホート中年女性でのうつと卒中頻度検討とのこと
結論から言えば、うつは、中年女性において、卒中の強いリスク要素で、一部、ライフスタイル・心理的要素による影響で説明可能かもしれない。
今後、若年女性など他の年齢層との比較など、ターゲット介入に関する検討が必要。
"Depression and risk of stroke in mid-aged women: a prospective longitudinal study"
Jackson C, Mishra G
Stroke 2013.STROKEAHA.113.001147
Published online before print May 16, 2013,
doi: 10.1161/STROKEAHA.113.001147
47−52歳の卒中既往のない10,547名の女性(Australian Longitudinal Study on Women’s Health, surveyed 各3年ごと調査;1998 〜 2010)
うつ定義は、Center for Epidemiological Studies Depression Scale (shortened version) と直近1ヶ月間抗うつ薬使用
卒中は、自己報告・死亡統計から
どのサーベイでも、うつ保有 24%程度
フォローアップ中、卒中発生 177
うつは、卒中発生オッズ比2倍超 (オッズ比, 2.41; 95% 信頼区間[CI], 1.738-3.27)
年齢・社会経済状態・ライフスタイル・心理的要素補正後減衰 オッズ比, 1.94,; 95%CI, 1.37-2.74)
うつ定義、抗うつ薬使用、寄与データ消失の研究方法焦点感度分析にても十分な傾向
serotoninトランスポーター遺伝子などの考察も成り立つと思うのだが・・・
また、うつ誘発遺伝子と血糖との関連性とか・・(Stroke. 1999; 30: 114-119 doi: 10.1161/ 01.STR.30.1.114)
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