2013年5月17日金曜日

【中年・若年女性】うつは卒中リスクと関連

うつが、卒中リスクであることは知られている。限定的ながら、年齢差での影響エビデンス、若年でその関連性が高いというエビデンスがあることはある。
今回は、大規模コホート中年女性でのうつと卒中頻度検討とのこと

結論から言えば、うつは、中年女性において、卒中の強いリスク要素で、一部、ライフスタイル・心理的要素による影響で説明可能かもしれない。

今後、若年女性など他の年齢層との比較など、ターゲット介入に関する検討が必要。

"Depression and risk of stroke in mid-aged women: a prospective longitudinal study"
Jackson C, Mishra G
Stroke 2013.STROKEAHA.113.001147 
Published online before print May 16, 2013,
 doi: 10.1161/​STROKEAHA.113.001147


47−52歳の卒中既往のない10,547名の女性(Australian Longitudinal Study on Women’s Health, surveyed 各3年ごと調査;1998 〜 2010)
うつ定義は、Center for Epidemiological Studies Depression Scale (shortened version) と直近1ヶ月間抗うつ薬使用
卒中は、自己報告・死亡統計から
どのサーベイでも、うつ保有 24%程度
フォローアップ中、卒中発生 177
うつは、卒中発生オッズ比2倍超 (オッズ比, 2.41; 95% 信頼区間[CI], 1.738-3.27)
年齢・社会経済状態・ライフスタイル・心理的要素補正後減衰 オッズ比, 1.94,; 95%CI, 1.37-2.74)
うつ定義、抗うつ薬使用、寄与データ消失の研究方法焦点感度分析にても十分な傾向


serotoninトランスポーター遺伝子などの考察も成り立つと思うのだが・・・
また、うつ誘発遺伝子と血糖との関連性とか・・(Stroke. 1999; 30: 114-119 doi: 10.1161/ 01.STR.30.1.114)

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note