ワクチン副作用を恐れるがため、肝心の効果減弱したワクチンが広まってるのかもしれない。
Klein NP, et al "Comparative effectiveness of acellular versus whole-cell pertussis vaccines in teenagers" Pediatrics 2013; 131: e1716-e1722.
2歳まで4回百日咳を含むワクチン接種者データ( Kaiser Permanente Northern California)
流行期、PCR確認百日咳検査陽性症例。2群の対照(PCRによる検査陰性 899名、 検査してない 54,339名)、性・人種民族・医療クリニックマッチ化。PCR検査1037名のうち、全菌体ワクチン投与のみ 234名、 全菌体・無菌体ワクチン混合 197名、 無菌体ワクチンのみ 606名
4回のDTaPでは、百日咳陽性オッズ 5.63 (95% 信頼区間, 2.55-12.46 vs 4回のDTwP)
無菌体・菌体ワクチンの混合接種群では、 3.77 (95% CI, 1.57-9.07 vs 4回のDTwP)
DTwPワクチン 被験者234名のうち、わずか8名(3.4%)で百日咳、無菌体のみでは 111/606 (18.3%)
無菌体・菌体ワクチン混合 197では、19症例 , 9.6%
大規模対照の症例比較でも同様結果。
古い全菌体ワクチンを受けた方が、新しい無細胞ワクチンより直近の流行期間中防御効果高かったという報告。
カリフォルニア2010−2011の流行時期に、10−17歳のジフテリア・破傷風・無菌体百日咳ワクチン(DTaP)を4回受けた場合、全菌体百日咳(DTwP)ワクチン4回より疾患6倍増加していた。
症例対照研究で、さらに、無菌体ワクチン不足問題も加わった。
百日咳:無菌体ワクチン置き換えで百日咳流行へ 豪州研究 2012/08/01/
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/08/blog-post_63.html
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