2013年6月28日金曜日

”高炭水化物食は、側座核を活性化し、新たな食欲を創造する”

”高炭水化物食は、側座核を活性化し、新たな食欲を創造する”、脳内の報酬系に関わる部分も関与してる。

新聞報道
High-carb meals pique cravings for more, study says

確かに長期的アウトカムにはかなり問題がある(低炭水化物・高蛋白食は心血管疾患リスク増加をもたらす 2012/06/28 )が、低炭水化物食ダイエットってのは短期的には好影響を与えることは確かなのでは・・・

甘い物を食べた後、数時間で異常に腹が減り、食べ物を探す自分に気づくことがある

実感として、この知見納得してしまう


食事の定性的観点は食行動へ影響を与えるが、カロリー依存的な生理学的メカニズムが影響は未だ考察下のみ

典型的な食事間隔後の食後の脳のGlycemic index(GI)の影響検討

Effects of dietary glycemic index on brain regions related to reward and craving in men
First published June 26, 2013, doi: 10.3945/​ajcn.113.064113
Am J Clin Nutr September 2013 ajcn.064113

ランダム化二重盲験交叉デザイン研究で、18-35歳の12名の過体重・肥満男性に、
カロリー・大栄養素・palatabilityをコントロールした上での、高GI食、低GI食比較

主要アウトカムは安静時脳活動性評価としての脳血流量で、fMRIによるarterial spin-labelingを用い食後4時間で評価。
高GI食後脳活動性増加するのではないか、結果、食行動、報酬系、食探しへ影響を与えるのではないかと仮説。

漸増的血糖増加(曲線下面積 AUC 2時間)は、高GI食で、低GI食に比べ、2.4倍 (p = 0.0001)
高GI食の方が低GI食より、4時間後、血糖は低く(平均± SE: 4.7 ± 0.14 vs 5.3 ± 0.16 mmol/L; P = 0.005)、飢餓感報告顔多い(p = 0.04)

このタイミングでは、高GI書kは、右側座核に集まる脳活動性明らかな増加 (事前層別化領域; P = 0.0006 多因子補正後) が見られ、右線条体・嗅覚領域へ投射する。 


糖尿病学会のおえらいさんたちも、短期的には低炭水化物ダイエット食の効能利用すれば良いのに・・・とことん偏狭な連中  ・・・よく見聞きするのは一般ピーポーの反発だらけ・・・これに一部共感する私


糖尿病治療への効果・心機能への効果あり:極端でない「低炭水化物」ダイエット (vs 「低脂肪」ダイエット)H25.4.25

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