2013年6月28日金曜日

喘息関連既知遺伝子GWAS:若年発症、喘息持続性、気道不完全可逆性、就学・就業状態、入院リスクと関連

喘息に関するGWAS

"Polygenic risk and the development and course of asthma: an analysis of data from a four-decade longitudinal study"
Belsky DW, e al
Lancet Respir Med 2013; DOI: 10.1016/S2213-2600(13)70101-2.

前向き長軸研究、既知喘息状態関連GWAS特性多焦点遺伝子リスク研究
住民ベース長期生下コホート Dunedin Multidisciplinary Health and Development Study (n=1037)、9-38歳に広げた9つの前向き評価を含む情報
喘息発症、喘息持続性、アトピー、気道過敏性、気道閉塞不完全可逆性、喘息関連就学・就業状態、入院情報


880のコホートメンバーで、遺伝子リスク高い場合は、低い場合より若年発症喘息しやすい (hazard ratio [HR] 1·12, 95% CI 1·01—1·26)
小児発症コホートメンバーのうち、高遺伝子リスクでは低遺伝子リスク例より生涯持続性喘息発症確率高い (relative risk [RR] 1·36, 95% CI 1·14—1·63)
高遺伝子リスク喘息被験者では、アトピーが多く(RR 1·07, 1·01—1·14),、気道過敏性が多く (RR 1·16, 1·03—1·32)、不完全可逆気道閉塞が多い (RR 1·28, 1·04—1·57)
喘息原因の就学・就業損失も多い (incident rate ratio 1·38, 1·02—1·86) 、入院リスクも多い(HR 1·38, 1·07—1·79)
喘息genotype情報は、喘息家族歴由来の情報に上乗せ効果、独立した情報効果を与える。


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