2013年6月28日金曜日

プロペシアなどの5-AR:高分化・中分化前立腺がんリスク低下 しかし、高分化型はリスク増加の可能性も

5αリダクターゼ阻害剤(5-AR)といえば、プロペシア(finasteride(フィナステリド) )だが、この場合は、 dutasteride(デュタステライド)も対象。


Gleason score 2-7程度の高分化・中分化はリスクを減少させる
逆に、低分化リスク増加の可能性も示唆

Use of 5α-reductase inhibitors for lower urinary tract symptoms and risk of prostate cancer in Swedish men: nationwide, population based case-control study
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f3406 (Published 18 June 2013)

スウェーデンでの5-ARの国内症例対照研究 
症例 26,735 vs 対照 133,671 
包括的には薬剤暴露期間増加毎、包括的に、前立腺がんリスク減少。
3年を超える5-ARI治療の男性のリスクは0.72 (95% 信頼区間 :CI, 0.59-0.89; 傾向有意差p<0 .001="" br="">

Gleasonスコア2-6のがんと、7のがんでも同様( 両者 傾向 p < 0.001)

逆に、Gleason スコア 8-10での腫瘍リスクは、5-ARI暴露後も減少せず (暴露 0-1 年間、 オッズ比  0.96 (95% 信頼区間l 0.83 〜 1.11);  1-2 年間, 1.07 (0.88 〜 1.31);  2-3 年間, 0.96 (0.72 to 1.27);  >3 年間, 1.23 (0.90 〜 1.68); 傾向 P=0.46 )

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