2013年6月13日木曜日

HIACE:N-アセチルシステイン COPD有用性二重盲験プラシーボ対照化研究 ・・・ 急性増悪回数減少

PEACE Study:ムコダインのCOPD急性増悪予防効果  2008年 06月 13日 を彷彿とさせる研究で、かなり too lateな記載になったが、

香港の研究 高用量N-acetylsysteine (NAC)のCOPD治療への有用性

HIACE二重盲験


High-Dose N-Acetylcysteine in Stable Chronic Obstructive Pulmonary Disease: the 1-Year, Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled HIACE Study
Hoi Nam Tse, et. al.

 
133名中スクリーン後120名(男性 93.2%、平均年齢 70.8±0.74歳、%FEV1 53.9±2.0%)対象
ベースライン特性は2群同等

50-80歳安定期COPD患者

NAC 600mg×2 vs プラシーボ

1年時点で、強制呼気流量25%-75% (FEV25-75%: p = 0.37
FOT(強制オシレーションテクニック)で軽度改善

急性増悪回数 は有意 0.96 vs 1.71回/年 p=0.19
入院率減少傾向 0.5 vs 0.8 回/年 p=0.196

mMRC、SGRQ、6MWDの群間差認めず

重大副事象認め

 
 

 
【ムコフィリン】
ムコフィリン吸入液20%は、1包(2mL)中にアセチルシステイン352.4mg(アセチルシステインナトリウム塩として20w/v%)を含有する無色澄明な液 
  通常、1回1/2包~2包(アセチルシステインナトリウム塩20w/v%液として1~4mL)を単独又は他の薬剤を混じて気管内に直接注入するか、噴霧吸入する。
なお、年齢、症状により投与量、投与回数を適宜増減する。


日本でも十分、600mg ×2回 



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