2013年10月4日金曜日

スタチン:高用量ほど歯周性疾患に効果有り

歯周炎症への高用量スタチンの効果確認された。ただ、アトルバスタチン 80mg vs 10mg比較によると、高用量ほど効果があることが分かった。ただ、サンプル数少なく、今後大規模臨床検討が必要。


多施設二重盲験トライアル
動脈硬化疾患存在もしくはリスク状態にある83名の成人対象

FDG-PET/CTをベースライン、4週間、12週間施行、動脈・歯周トレーサー活性で評価。
歯周骨量を造影剤CT画像で評価


High Dose Atorvastatin Reduces Periodontal Inflammation: A Novel Pleiotropic Effect of Statins
Sharath Subramanian, et. al.
J Am Coll Cardiol. 2013;():. doi:10.1016/j.jacc.2013.08.1627

完遂 71名、59名で歯周画像検討可能
ベースラインにおいて、重度歯周疾患領域では、重度歯周疾患なしの領域比較の重度歯周疾患重症度(PD指数として歯周骨喪失)の面積比(TBR:target-to-background ratio )が高くなる D (mean TBR [95% CI] = 3.83 [3.36, 4.30] vs. 3.18 [2.91, 3.44], p=0.004)

12週後それぞれに割り付けされた歯周疾患炎症に有意減少見られる
80mg vs 10mg (ΔTBR mean [95 CI], 80mg vs. 10mg group = -0.43 [-0.83, -0.02], p=0.04)

群間差は、ベースラインの歯周炎症高いほど改善  (-0.74 [-1.29, -0.19], p=0.01)
そして、重度骨喪失あるほど改善 (-0.61 [-1.16, -0.054], p=0.03)

さらに、歯周性炎症変化は、頸動脈炎症と相関  (R=0.61, p<0 .001="" blockquote="">


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