FEV3/FVC比をルーチンに検査することを推奨
容易に、肺の過膨張、air-trapping、拡散能低下の早期指標となり得ることを示唆
正常値表は、NHANES III 採用
An Isolated Reduction of the FEV3/FVC Ratio Is an Indicator of Mild Lung Injury
Zachary Q. et. al.Chest. 2013;144(4):1117-1123. doi:10.1378/chest.12-2816
ATS/ERSでは、FEV3/FVC比はほとんど議論されてない。
13,302名検討、肺容量検査・拡散能検査。
1) 正常FEV1/FVCとFEV3/FVC n=7937
2) FEV3/FVCのみ異常 n=840
3)FEV1/FVC減少 n=4525
正常FEV1/FVC比・正常FEV3/FVC比に比べ、FEV3/FVC減少患者のみ、TLC%予測比平均 (99.1% vs 97.1%, P < .001)、残気量 (RV)平均 (109.4% vs 102.3%, P < .001)、RV/TLC比 平均(110.1% vs 105.4%, P < .001)いずれも高値
さらに、FEV1%予測比平均低く (82.6% vs 90.2%, P < .001)、 吸気能平均低く (94.5% vs 98.2%, P < .001)、拡散能 (Dlco)平均低い (78.3% vs 81.9%, P < .001)
平均BMIはより低値 (30.8 vs 31.5, P < .005)、 高齢 (61.2 vs 57.2, P < .001)、男性に多い(52.0% vs 40.4%, P < .001)が、人種差無し
FEV1/FVC減少群と比べ、FEV3/FVC減少群では、以前測定項目では同様だが、違いは存在する。平均年齢、性別では差を認めず
気道閉塞指標 2007年 06月 26日
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