感冒に対するビタミンCなどが代表的。
以下の、とんでも論文の存在が、さらに、ビタミン剤への嫌疑をふかめるのだが・・・
Allergy, Asthma Clinical Immunologyって、一定のIFのあるジャーナルだと思う、たまたま、問題レフリーにあたってしまったのか 。
P値が小さければ、出版バイアス否定できるというとんでも内容の論文がそのままスルーされ、出版されてしまっている。
この程度検討文献数及び症例数(9名〜41名)だと、Cochraneなどでは、明確な結論出さないはずだし、まともなレフリーなら、Funnel Plotなどの出版バイアスツールチェックを要求するはずだ。ひどすぎる文献を見てしまった。
喘息発作、気道過敏性に関するビタミンC投与の効果のシステマティック・レビュー
結論の一部に、ビタミンC投与により、喘息発作、気道過敏性へのベネフィットを認めたとある。喘息患者での個別ベースでのビタミンCは、気道感染起因した場合、筆者等の結論だと、是認。
Vitamin C and common cold-induced asthma: a systematic review and statistical
analysis
Allergy, Asthma Clinical Immunology 2013,9:46
doi:10.1186/1710-1492-9-46
http://www.aacijournal.com/content/pdf/1710-1492-9-46.pdf
このレビューは、出版バイアスに関する検討が足りなすぎる。
そもそも、検討ベースの症例数が少なすぎ、プラシーボ対照も検討文献に含まれる。
結論に同意しかねる内容となっている。
何より、この文献には、すごい変な記載が存在する。
Publication bias might be a problem in the case where a few studies have been published. However, publication bias cannot reasonably explain the remarkably small P-values found in each of the three studies reviewed here. Furthermore, publication bias cannot explain findings that are not published in the original study reports. Therefore, publication bias cannot explain the association between the PC20 level on the common-cold day and the adjusted vitamin C effect (Figure 1). This systematic review was done by one person and one person might have a higher error rate in the extraction of data than a group. However, only three studies are included and the extracted data were several time compared against the original study reports.It is unlikely that errors would have remained.P値が小さいため、出版バイアス考えられない・・・だと!
作為的出版バイアスなどはP値無関係に出現し、むしろ、異常なP値の時、出版バイアスが考えられるはず。
すさまじい報告だ!
0 件のコメント:
コメントを投稿