平均BMI 45.7 という日本人では信じられない肥満なので、そのまんま、日本で適応して良いものか・・・
Effects of Weight Loss on Airway Responsiveness in Obese Adults With Asthma: Does Weight Loss Lead to Reversibility of Asthma?
Smita Pakhale , et. al.
Chest. 2015;147(6):1582-1590. doi:10.1378/chest.14-3105
背景: 肥満と喘息に関して共に疫学上増加が見られ重大な公衆衛生関心事である。喘息・肥満関連性は広く研究はされているが、減量の喘息重症度への影響は気道過敏性測定という面では関心が向けられていない。この研究目的は減量にて喘息を有する肥満成人の喘息重症度を軽減するかの検討
方法: 前向き、対照化、平行群研究で、喘息22名の肥満登録者(18歳〜75歳、BMI 32.5以上、AHR:FEV120%低下メサコリン濃度(PC)20<16mg br="">16名の登録被験者を3ヶ月生活行動減量プログラム継続し、対照を6名とした。
プライマリアウトカムは3ヶ月間のAHRの変化。肺機能、喘息コントロール、QOLをセカンダリアウトカムとする。
結果: 研究登録時、被験年齢平均±SDは 44±9歳、 女性 95%、平均BMI 45.7±9.2
3ヶ月後、平均減量体重 減量介入群 16.5±9.9kg、対照群は0.6kg±2.6kg
有意なPC20の改善 (P=0.009)、 FEV1 (P=0.009)、 FVC (P=0.010)、喘息コントロール (P < 0.001)、喘息QOL (P=0.03)
しかし、対照群では変化無し
身体活動性は介入群で有意に増加するも対照群で増加せず
結論: 肥満・喘息患者での減量は喘息重症度、AHR、喘息コントロール、肺機能、QOLを改善する。これらの知見は、住民での健康的肥満対策を行うことの重要性を示唆する。16mg>
今日入手した、喘息予防・管理ガイドライン2015には
体重コントロールで喘息症状や肺機能を改善することができる(エビデンスB)。肥満による上記気道閉塞や夜間の睡眠時無呼吸を喘息と見誤らないことも重要である(エビデンスC)とあるが、引用文献は全て日本外!故に、日本人に於けるエビデンスは成書で確認できず
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