C型肝炎薬で1人死亡 B型が活性化 製薬会社が注意喚起
http://www.sankei.com/life/news/160425/lif1604250020-n1.html
DAA: Direct-acting Antiviral Agents
「スンベプラ」「ダクルインザ」併用療法
上記薬剤処方検討時、HBV関連チェック必要となる訳か・・・
ただでさえ、イライラするやりとりを県とやらないといけないのに・・・
鹿児島県の慢性肝炎の肝炎治療助成って以下のやりとりを繰り返すことになっているようだ
当局「”治療開始年月日”を書かないと申請受理しない」
当方「肝炎治療助成認定確認できる予定日を教えてもらわないと、治療予定も立たないので、治療開始日記載できない」
当局「審査会開始日お教えできないので認定確認できる日もお教えできない」
当方「なら、治療予定も立たないのでは?」
当局「何はともあれ、開始年月日を書かないと受理しない」
当方「(・・・)」
当方、これを二度繰り返した ・・・ 私は、役人という仕事をする人たちとわかり合えることは生涯無いのだろう
2016年4月26日火曜日
セメント工場での胸部への粉じん暴露:肺機能低下と関連
欧州のセメント工場での工場内浮遊粉じん解析と長軸的肺機能低下観察
Thoracic dust exposure is associated with lung function decline in cement production workers
Karl-Christian Nordby, et. al.ERJ,
DOI: 10.1183/13993003.02061-2015 Published 21 April 2016
http://erj.ersjournals.com/content/early/2016/04/20/13993003.02061-2015.full.pdf
職場のエアゾール暴露が肺機能障害を与えるかも? という仮説
24セメント製造プラント4966名の労働者、6111の試料、プラントや職種に応じた推定数値化された平均暴露レベル、Dynamic lung volumeを反復施行、平均フォローアップ期間3.5年(range 0.7 - 4.6年間)
アウトカム:dynamic lung volume標準化(身長自乗もしくは予測値比)年次変化
統計学的モデル化をmixed model 回帰検討。
個別暴露を5分位レベル、 0.09、0.89、1.56、2.25、3.36、14.6 g·m^3(1最小値群を参照群とする)
行政職雇用者を二次比較群とする
エアゾール暴露はFEV1、FEV6、FVC減少と相関
最大暴露vs最小暴露5分位比較にてFEV1 % pred. 0.84%ポイントの超過減少
暴露最大レベルは、dynamic lung volume 減少を示す
暴露減少努力すべき
セメント・コンクリートと安全
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jd4.html
2016年4月25日月曜日
COPD:吸入ステロイドによる肺炎リスク:アップデート化レビュー
COPDに関する吸入ステロイド投与の治療適正化は臨床的問題点の一つ
処方を正当化できるphenotypeが明確になれば使用しやすくなる。
ICS同士のクラス内に影響差がある可能性、そして、標準投与量が過剰である可能性などが議論されている
Inhaled corticosteroids and the increased risk of pneumonia: what’s new? A 2015 updated review
Hernan Iannella , et. al.
Ther Adv Respir Dis February 18, 2016 1753465816630208
http://tar.sagepub.com/content/early/2016/02/16/1753465816630208.full.pdf
COPD身体活動性チェックシート患者において、肺炎リスクは吸入ステロイド使用長期化と関連可能性示唆エビデンス多く存在するも、ICS患者の肺炎関連30日め死亡率増加に関しては統計学的有意なものではない。大きなバイアスは、肺炎とCOPD急性増悪の類似性のための客観的肺炎定義不足やレントゲンでの確認不足に由来。Fluticasone furoate フルチカゾンフランカルボン酸エステル:FFの新しい研究の一つはこれらの研究制限要素を克服し、用量レンジ評価もなされた結果、治療windowはかなり狭い。また、通常投与量が多すぎると判断され、絶対リスクに関して他薬剤と差があった。
さらに新しい研究では、以前の研究で示唆された如くブデソニドでは肺炎除外できず、クラス内差の優れた比較評価のためのガチンコ研究が必要。
ICSが肺炎リスク増加メカニズムは十分判明してないが、気道上皮へのICSの免疫抑制的影響とlung microbiomeの撹乱が示唆される。COPDは複雑で異質性の高い疾患なので、薬物治療しがいのある臨床的表現型を同定し、薬物治療を最適化し、ICSの乱用使用を避けなければならない。必要なら、ICSの漸減も耐用性を良くすることとなるだろう。
肺炎球菌・インフルエンザワクチンはCOPDのICS使用患者では特に重視。
医師はCOPD患者では、肺炎のサイン・症状を気にとめ、急性増悪と鑑別をまず雄l来ない、ICS治療の合併症として肺炎発症リスク増加と考えるべき
上記FFに関する報告
Once-daily inhaled fluticasone furoate and vilanterol versus vilanterol only for prevention of exacerbations of COPD: two replicate double-blind, parallel-group, randomised controlled trials
Mark T Dransfield, et. al.
The Lancet Respiratory Medicine, Volume 1, No. 3, p210–223, May 2013
処方を正当化できるphenotypeが明確になれば使用しやすくなる。
ICS同士のクラス内に影響差がある可能性、そして、標準投与量が過剰である可能性などが議論されている
Inhaled corticosteroids and the increased risk of pneumonia: what’s new? A 2015 updated review
Hernan Iannella , et. al.
Ther Adv Respir Dis February 18, 2016 1753465816630208
http://tar.sagepub.com/content/early/2016/02/16/1753465816630208.full.pdf
COPD身体活動性チェックシート患者において、肺炎リスクは吸入ステロイド使用長期化と関連可能性示唆エビデンス多く存在するも、ICS患者の肺炎関連30日め死亡率増加に関しては統計学的有意なものではない。大きなバイアスは、肺炎とCOPD急性増悪の類似性のための客観的肺炎定義不足やレントゲンでの確認不足に由来。Fluticasone furoate フルチカゾンフランカルボン酸エステル:FFの新しい研究の一つはこれらの研究制限要素を克服し、用量レンジ評価もなされた結果、治療windowはかなり狭い。また、通常投与量が多すぎると判断され、絶対リスクに関して他薬剤と差があった。
さらに新しい研究では、以前の研究で示唆された如くブデソニドでは肺炎除外できず、クラス内差の優れた比較評価のためのガチンコ研究が必要。
ICSが肺炎リスク増加メカニズムは十分判明してないが、気道上皮へのICSの免疫抑制的影響とlung microbiomeの撹乱が示唆される。COPDは複雑で異質性の高い疾患なので、薬物治療しがいのある臨床的表現型を同定し、薬物治療を最適化し、ICSの乱用使用を避けなければならない。必要なら、ICSの漸減も耐用性を良くすることとなるだろう。
肺炎球菌・インフルエンザワクチンはCOPDのICS使用患者では特に重視。
医師はCOPD患者では、肺炎のサイン・症状を気にとめ、急性増悪と鑑別をまず雄l来ない、ICS治療の合併症として肺炎発症リスク増加と考えるべき
上記FFに関する報告
Once-daily inhaled fluticasone furoate and vilanterol versus vilanterol only for prevention of exacerbations of COPD: two replicate double-blind, parallel-group, randomised controlled trials
Mark T Dransfield, et. al.
The Lancet Respiratory Medicine, Volume 1, No. 3, p210–223, May 2013
2016年4月23日土曜日
遺伝要素は慢性疾患の主要原因ではない
方法論よく理解できてないが、図譜にインパクトがあった
Genetic Factors Are Not the Major Causes of Chronic Diseases
Stephen M. Rappaport
PLOS Published: April 22, 2016
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0154387
遺伝的PAFは median value 18.5%を用いると

Genetic Factors Are Not the Major Causes of Chronic Diseases
Stephen M. Rappaport
PLOS Published: April 22, 2016
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0154387
個人の遺伝的要素(Genetics: G)と人生に於ける外的暴露(Exposure: E)と、その相互作用(G×E)により、慢性疾患発病リスクは影響される
GWAS(ゲノムワイド関連研究)はG特性のみ検討し、Eの分類は自己報告情報にのみ依存
西欧州一卵性双生児 (MZ) 研究
G(+ shared E)寄与疾患リスク推定比率を28慢性疾患に関する人口寄与リスク比(population attributable fraction : PAF)で推定
遺伝的PAFは median value 18.5%を用いると
白血病 3.4%と最小
喘息 48.6%が最大
癌 8.26%、神経疾患 26.1%、肺疾患 33.6%でPAF高い
これらPAFを Western European mortality statisticsとリンクし、心疾患と9つのがん種でG寄与死亡推定を行った
2000年、153万の西欧州のうち、25万名(16.4%)がgenetics plus shared exposures寄与
MZ双生児において、慢性疾患リスクに於けるG−関連要素は比較的緩いとして、GとEの疫学研究上のカバー率の格差は問題
疾患原因追及のため、GWASは、Exposome-wide association study(EWAS)で補完されるべきで、症例と対照のbiospecimenの化学特性化を目指すべき
2016年4月22日金曜日
変形性膝関節症では心血管疾患死亡増加
変形性膝関節症:Osteoarthritis(OA)は、関節の硝子軟骨の局所・進行性の減少を主とする、関節腔の減少、骨化、骨硬化のレントゲン的特徴を示す変化で、疼痛、腫脹・硬化を示す。
Osteoarthritis and Mortality: A Prospective Cohort Study and Systematic Review with Meta-analysis
Nicola Veronese, et. al. Seminars in Arthritis & Rheumatism
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.semarthrit.2016.04.002
電子的文献データベース+Progetto Veneto Anziani (PRO.V.A.) studyの新規データ
PRO.V.A. study (N=2,927)では、いずれかの関節OAの存在(N=1,858) において、非OA比較では、CVD死亡率リスク有意増加せず (all-cause, HR=0.95; 95% CI: 0.77–1.15; CVD, HR=1.12; 95% CI: 0.82–1.54)
メタアナリシス、7研究、 OA: 10,018/non-OA: 18,541、12年間フォローアップにてOAの全原因死亡率リスク増加認めず (HR=1.10; 95% CI: 0.97–1.25) 手
OAのデータ除くと、OAと死亡率に有意相関見られる (HR=1.18; 95% CI: 1.08–1.28)
全原因死亡率高めるリスクは1)ヨーロッパでの研究、2)多関節OA、3 )OAレントゲン診断で見られる OAはCVD死亡率増加と関連 (HR=1.21; 95% CI: 1.10–1.34)
http://www.rheumatology.org/Portals/pdf
The classic criteria method for OA of the knee is based upon the presence of knee pain plus at least three of the following six clinical characteristics :
●Greater than 50 years of ageThese criteria result in a sensitivity and specificity for OA of 95 and 69 percent, respectively.
●Morning stiffness for less than 30 minutes
●Crepitus on active motion of the knee
●Bony tenderness
●Bony enlargement
●No palpable warmth
日本でもガイドラインがあるのだが、この領域のいつものことで「診断の標準化がなされてない」・・・故に、診断は言ったもの勝ち
我が町:若年心臓突然死心配のための検診は意味があるのか?
ある地域で「保護者の希望があり、持久走前臨時健康診査を、校医に依頼」することが長年行われてきた。「 学校年間行事なのに、"臨時健康診査”とはいかに?」と食い下がったところ、やっと今年から行わないこととなったらしい。変な文面の通知が届いた。
こういう文面すら読んでない、教育委員会・各学校長・担当職員たちが存在する我が町
・・・で、検診内容は心電図やら心エコーやらではなく単に身体診察と問診のみというあきれるお話で、「教育関係者の目的はアリバイ的に診療をさせ医者に補償および責任転嫁のみを要求」するアホ役人発想
ところで、この学校関係者たちが心配する、若年者の心臓突然死を予測することの意義に関するエビデンスは存在するのだろうか?しかも、医師の直感や身体所見などというプリミティブな技法ではなく、科学的手法によるスクリーン(検診)技術でエビデンスは確立しているのであろうか?
Harms and benefits of screening young people to prevent sudden cardiac death
BMJ 2016; 353 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i1156 (Published 20 April 2016) Cite this as: BMJ 2016;353:i1156
キーメッセージ
金と手間をかけた検診でさえ上記状況
表題は若年者とあるが、若年健康アスリートであり、より負荷の高い運動が想定される。学校行事程度の低リスクにおいて、あえて心臓突然死リスクのための検診を強要するとは鬼畜。校医なんてやめようかとおもってるが今年は一応引き受けた。全国ではさすがにこういうことはないのでしょうねぇ?
学校保健安全法施行規則 (昭和三十三年六月十三日文部省令第十八号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S33/S33F03501000018.html
(臨時の健康診断)
第十条 法第十三条第二項 の健康診断は、次に掲げるような場合で必要があるときに、必要な検査の項目について行うものとする。 一 感染症又は食中毒の発生したとき。
二 風水害等により感染症の発生のおそれのあるとき。
三 夏季における休業日の直前又は直後
四 結核、寄生虫病その他の疾病の有無について検査を行う必要のあるとき。
五 卒業のとき。
こういう文面すら読んでない、教育委員会・各学校長・担当職員たちが存在する我が町
・・・で、検診内容は心電図やら心エコーやらではなく単に身体診察と問診のみというあきれるお話で、「教育関係者の目的はアリバイ的に診療をさせ医者に補償および責任転嫁のみを要求」するアホ役人発想
ところで、この学校関係者たちが心配する、若年者の心臓突然死を予測することの意義に関するエビデンスは存在するのだろうか?しかも、医師の直感や身体所見などというプリミティブな技法ではなく、科学的手法によるスクリーン(検診)技術でエビデンスは確立しているのであろうか?
Harms and benefits of screening young people to prevent sudden cardiac death
BMJ 2016; 353 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i1156 (Published 20 April 2016) Cite this as: BMJ 2016;353:i1156
キーメッセージ
・若年アスリート年次死亡率は、推定0.001%、スクリーニング目的はリスク状態にある心臓疾患発見のため
・スクリーンされたうち30%までが、不要なはずの不安を生じ、過剰診断、過剰治療、スポーツ回避措置に繋がった
・スクリーンは心臓突然死リスク約25%程度は検知できず、スクリーンのためのランダムトライアルもなされてない。
・若年アスリートにおける心血管検診バランスにおいて、ベネフィットより有害性が多いと思われる↑
金と手間をかけた検診でさえ上記状況
表題は若年者とあるが、若年健康アスリートであり、より負荷の高い運動が想定される。学校行事程度の低リスクにおいて、あえて心臓突然死リスクのための検診を強要するとは鬼畜。校医なんてやめようかとおもってるが今年は一応引き受けた。全国ではさすがにこういうことはないのでしょうねぇ?
駆出率低下心不全:年齢・性別問わずβ遮断剤使用すべき
β遮断剤は心不全・左室駆出率低下症例では合併症・死亡率を減少させるが、年齢、性別というバイアスでの個別要素検討は十分ではなかったとのことでの検討
Effect of age and sex on efficacy and tolerability of β blockers in patients with heart failure with reduced ejection fraction: individual patient data meta-analysis
BMJ 2016; 353 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i1855 (Published 20 April 2016)

ISA+、非選択性β遮断剤使用症例を最近見たのだが・・・ 喘息合併だったので特に他β遮断剤へ変更願いたいと・・・ 依頼した
Effect of age and sex on efficacy and tolerability of β blockers in patients with heart failure with reduced ejection fraction: individual patient data meta-analysis
BMJ 2016; 353 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i1855 (Published 20 April 2016)
前向き、40−85歳個別データ、前向きデザイン・メタ解析、13833名、11トライアル、女性 24%
プラシーボ比較、β遮断剤は全年齢横断的に死亡率減少
: ハザード比 年齢分布第1・4分位(年齢中央値 50歳) 0.66 (95% 信頼区間 0.53 to 0.83) 、第2・4分位(年齢中央値 60歳) 0.71 (0.58 to 0.87、第3・4分位(年齢中央値 68歳) 0.65 (0.53 to 0.78)、第4・4分位(年齢中央値 75歳) 0.77 (0.64 to 0.92)
年齢を連続変数とした場合有意相関無く(P=0.1)、死亡絶対的減少はフォローアップ中央値1.3年間で、4.3%(NNT 23)
心不全入院はβ遮断剤で有意減少するも、この効果は加齢と共に減少 (interaction P=0.05)
治療効果と性別の相関はどの年齢群でも認めない
薬剤中止は治療割り付け、年齢、性別と無縁に同様 (β遮断剤 14.4% , プラシーボ 15.6% )
ISA+、非選択性β遮断剤使用症例を最近見たのだが・・・ 喘息合併だったので特に他β遮断剤へ変更願いたいと・・・ 依頼した
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