腺腫性ポリープ切除により直腸結腸がん死亡を50%減少
直腸結腸がん累積死亡率:Adenoma and Nonadenoma Cohort比較による一般住民直腸結腸癌死亡率
Colonoscopic Polypectomy and Long-Term Prevention of Colorectal-Cancer Deaths
Ann G. Zauber et. al.
N Engl J Med 2012; 366:687-696February 23, 2012
早期にがんを検診発見し、疾患死亡減少させるのは、1)早期、治癒可能病期を同定、2)腺腫を同定・除去と考えられる。早期直腸結腸眼の同定が検診トライアルで死亡率減少と関連するのもそのため。
しかし、腺腫性ポリープは内視鏡検診のかなり多くの腫瘍性所見 であり、このポリープ切除が癌予防効果に果たしてどの程度影響を与え、されに死亡率に関してもどう影響するか明確にする必要がある。
研究中腺腫除去2602名、15.8年中央値での検討
1246名が全原因死、12名が直腸結腸がん死
一般住民では25.4と予想されるが、直腸結腸がんによる発生頻度ベース標準化死亡率は 0.47 (95% 信頼区間 [CI], 0.26 ~ 0.80) で、死亡率減少 53%と推定
ポリープ切除後10年間、直腸結腸がん死亡率は腺腫と脾腺腫性ポリープ患者で同等 (相対リスク, 1.2; 95% CI, 0.1 ~ 10.6)
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