Oral exposure to polystyrene nanoparticles affects iron absorption
Nature Nanotechnology (2012) doi:10.1038/nnano.2012.3 Received 03 October 2011 Accepted 06 January 2012 Published online12 February 2012
エンジニア化されたナノ粒子の応用は、食物・薬品に及び、期待も高まっている。しかし、ヒトの健康へのナノ粒子慢性経口暴露のインパクトは不明のまま。
ポリスチレン・ナノ粒子の慢性・急性経口暴露が、腸上皮in vitroモデルやトリ腸ループモデル in vivo実験でも、鉄吸収や鉄輸送に影響を与える可能性が示された。
ナノ粒子 高用量暴露腸細胞は、細胞膜のナノ粒子による破壊で鉄輸送増加
トリでは、 carboxylated particle (直径 50 nm)の急性暴露で、非暴露・慢性暴露に比べ、鉄吸収低下。
慢性暴露は腸絨毛のリモデリングを生じ、鉄吸収面積を増加させる影響を認める。
これらのin vitro、 in vivoの一致した研究結果から、毒性研究として腸上皮の変化が一つ認められた。
鉄欠乏性貧血にはよさそうな副作用 と安心してはいけないのだろう。鉄過剰にともなう悪影響が深刻な場合もある。ヒトでどれほどのインパクトを有するものなのかが 知りたいところだ。
“ナノ粒子の安全性”に関して、ここ2-3年議論が盛り上がってないようだ・・・ google
Nanoparticle safety in doubt
Lung damage in Chinese factory workers sparks health fears
.http://www.nature.com/news/2009/090818/full/460937a.html
CDC: orkplace Safety & Health Topics
http://www.cdc.gov/niosh/topics/nanotech/
・毒性と内部被曝量:物理的・化学的特性、臓器系・組織への短期・長期影響、毒性可能性の生物学的メカニズム、有害性評価のためのモデルづくり、毒性評価のため適切な測定指標日本の取組み・・・実に不安になる・・・
・リスク評価
・疫学・サーベイランス
・制御技術とpersonal protective equipment
・暴露評価
・火事・爆発安全性
・推奨・ガイダンス
・コミュニケーション・情報
・現場応用
0 件のコメント:
コメントを投稿