2012年2月17日金曜日

CADUCEUS:心臓由来細胞による自家増殖細胞肝動脈内注 損傷部位縮小・可動領域拡大


Intracoronary cardiosphere-derived cells for heart regeneration after myocardial infarction (CADUCEUS): a prospective, randomised phase 1 trial
The Lancet, Early Online Publication, 14 February 2012


Cardiosphere-derived cell (CDC) :心臓由来細胞を用いて、心筋梗塞後瘢痕領域縮小、心筋機能回復増加などが臨床前モデルとして検討されている。

心筋梗塞後左室機能障害患者へのアプローチ

前向きランダム化:心筋梗塞後2-4週(LVEF 25-45%)・2施設、2:1割付
endomyocardial biopsy培養増殖自家細胞 を梗塞関連動脈へ1.5-3ヶ月時点で注入
プライマリエンドポイントは、細胞注入後心室性頻拍、心室粗動・予期不可能突然死・心筋梗塞による6ヶ月以内の死亡 、心臓腫瘍MRI同定、心血管重大イベント (MACE; composite of death and hospital admission for heart failure or non-fatal recurrent myocardial infarction)

31名の被験者をランダム割付、25名をper-protocol解析として、17名CDC群、8名を標準治療群とした。
平均ベースライン左室駆出率は39%(SD 12)、scarは左室容積の24%
生検サンプル36(SD 6)日内採取
CDC注入24時間以内の合併症認めず

6ヶ月まで患者死亡なし、心臓腫瘍・MACEなし

重篤副事象 CDC群 4名、対照群1  (13%; p=1·00)

6ヶ月時点での対照比較で、MRI検討で、CDCによりscar容積減少  (p=0·001)、可動心筋容積増加 (p=0·01)、 区域収縮増加 (p=0·02)、区域収縮期壁肥厚(p=0·015)

しかし、6ヶ月時点で、拡張期終末期容積、収縮期終末期容積、左室駆出率に群間差みとめず

例数が少なく、ばらつきが目立つ報告で、今後追試確認が必要。
将来性・現実性から多くのメディアが、2-3日前から報道している。

解説: http://www.medpagetoday.com/Cardiology/MyocardialInfarction/31183



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