2012年3月6日火曜日

小児:軽度頭部外傷でも注意力・認知・記憶障害に影響を与える

子供の場合、軽度の頭部外傷でも注意力や記憶障害に悪影響を与える可能性がある


Reliable Change in Postconcussive Symptoms and Its Functional Consequences Among Children With Mild Traumatic Brain Injury
Keith Owen Yeates et. al.
Arch Pediatr Adolesc Med. Published online March 5, 2012. doi:10.1001/archpediatrics.2011.1082
頭部外傷(TBI: traumatic brain injury)(n=186)、整形外科的外傷(n=99) 8歳、15歳

軽度頭部外傷歴のある子供は、整形外科的外傷既往の子供に比べ、認知症状、身体症状増加を示す。

信頼尤度群間差は身体症状に対しては時間と共に少なくなるが、認知症状は12ヶ月後も持続する。

軽度頭部外傷歴のある子供では、意識消失や神経画像異常を有する子供では、より増加。

症状の増加は、健康関連QOL低下と相関し、教育介入尤度の増加と関連する。



King-Devick 検査:ボクシング・格闘技関連頭部外傷・脳しんとう検査の妥当性 2011年 05月 02日
http://intmed.exblog.jp/12507173/


広汎脱分極所見:頭部外傷後アウトカムを予測 2011年 11月 05日
http://intmed.exblog.jp/13945462/


中等度・重度頭部外傷:受傷前スタチン使用にて生存率、長期機能的アウトカム改善 2011年 10月 12日
http://intmed.exblog.jp/13795497/


フットボールにもボクシングのような反復頭部外傷による認知機能、軸性障害など・・・遅発性明らかに 2010年 09月 24日
http://intmed.exblog.jp/11325950/



0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note