2012年3月6日火曜日

高度運動若年女性:ビタミンD摂取と疲労骨折抑制効果 カルシウム・乳製品は関連せず





Vitamin D, Calcium, and Dairy Intakes and Stress Fractures Among Female Adolescents
Kendrin R. Sonneville et. al.
Arch Pediatr Adolesc Med. Published online March 5, 2012. doi:10.1001/archpediatrics.2012.5


7年フォローアップ、  疲労骨折3.9%

乳製品、カルシウム摂取は疲労骨折発症リスクと関連せず

しかし、ビタミンD摂取は、疲労骨折と逆相関 


ビタミンD摂取 最高vs最小5分位 多変量補正ハザード比にて、   0.49 (95% CI, 0.24-1.01; Ptrend = .07)


層別化解析で、少なくとも高密度運動1時間/日では、ビタミンD摂取と疲労骨折の相関性が推定され、ビタミンD摂取が多いと疲労骨折少ない  (Ptrend = .04)





牛乳・乳製品の過剰宣伝のせいか、スポーツマンは牛乳を過信している人が多い気がする。

カルシウム+ビタミンDサプリメントの効果・・・骨折予防効果なし、腎結石増加、直腸癌予防効果なし 2006年 02月 16日

上記ごとく、カルシウムと骨折予防、必ずしも一致したエビデンスはない。



全年齢的な検討で、乳製品カルシウム摂取量と骨折リスクは軽度U字型
カルシウムもとればとるだけ良いというわけではない。

Dietary calcium intake and risk of fracture and osteoporosis: prospective longitudinal cohort study
BMJ 2011; 342 doi: 10.1136/bmj.d1473 (Published 24 May 2011)
Cite this as: BMJ 2011;342:d1473


0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note