2012年3月14日水曜日

スタチンによりパーキンソン病発症抑制? 若年者でより明らか?

60歳未満において特に、スタチン使用はパーキンソン病のリスクを減少させるかもしれない


Prospective Study of Statin Use and Risk of Parkinson Disease
Xiang Gao, et. al.
Arch Neurol. 2012;69(3):380-384. doi:10.1001/archneurol.2011.1060
男性4万名、女性9万名の2つのUSコホート( Health Professional Follow-up Study and the Nurses' Health Study)での検討で、週2回以上コレステロール低下薬剤使用 
発症 644例(女性 338、男性 306)
パーキンソン病(PD)リスクはスタチン現行使用で低下 補正プール化RR=0.74;95% CI、 0.54-1.00;P=0.049)
有意な相関が60歳未満の被験者でみられ(補正化プール化RR 0.31; 95%CI、 0.11-0.86; P=0.02)。だが、高齢では、認めない(補正化プール化RR 0.83;95%CI、 0.60-1.14;P=.25)(P for interaction=0.03)

最近、スタチンに関して 糖尿病関連など副作用に関して、良い話を聞かないが、抗炎症作用、小免疫調整への効果など、過剰な期待がなされていた時期がある。

このコホート研究にも、観察研究故に、交絡要素介入の疑いが残る。

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