他の慢性疾患と同様、自己管理について検討されることが多い。COPDでも試みられているが、この報告だと、全体的に見れば効果なし。ただ、一部に、自己管理好条件の人が見られ、この人たちには非常に効果がある。 非独居で家庭内に協力者がいることと、若年であること
Glasgow supported self-management trial (GSuST) for patients with moderate to severe COPD: randomised controlled trial
BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.e1060 (Published 6 March 2012)
Objective COPDにおけるサポート下自己管理がUKに於ける入院率を減少させるか?Design Randomised controlled trial.Setting 地域ベース介入(スコットランド西部)Participants COPD急性増悪による入院患者Intervention 介入グループ参加者は、急性増悪の適切な発見・治療訓練を受け、12ヶ月間サポートを続けられているMain outcome measures プライマリアウトカムはCOPDによる再入院・死亡で、Scottish Morbidity Recordsと連携記録評価 ; HR・QOLをセカンダリアウトカムとするResults 464 名をランダム化、年齢、性別、予測1秒率、最近の呼吸リハビリテーション受療状況、喫煙状態 、居住地域貧困カテゴリー、以前のCOPD入院により層別化。COPD入院、死亡に差を認めず (111/232 (48%) v 108/232 (47%); ハザード比 1.05, 95% 信頼区間 0.80 to 1.38)HRQOLの回答率は低く (n=265; 57%)、結論づけ困難。事前計画サブグループ解析では、疾患重症度rating や人口住民統計指標に関連する、プライマリアウトカムのベネフィット差認めず予備的解析では、自己管理の適切な使用観点からは、介入群の42%(75/150)の患者が研究終了時自己管理成功と判断された。ステップワイズ回帰分析による、自己管理成功の予測要素は、若年群、非独居である (P=0.012、P=0.010).COPD再入院/死亡は自己管理成功により減少 成功 (20/75 (27%) v 失敗 51/105 (49%); hazard ratio 0.44, 0.25 to 0.76; P=0.003)Conclusion サポート下自己管理は、COPDによる初回再入院・死亡に関して効果を認めず
予備解析サブグループで、自己管理マネージメント学習患者は少ないが、このグループでは有意にCOPD再入院リスク減少有意。この人たちは若年で、非独居世帯住民である。
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