2013年4月1日月曜日

蛋白尿と平均余命の関係

蛋白尿有無・重度ほど、平均余命短くなる。

ESRDでない、カナダ・アルバータ州住民で、蛋白尿測定対象者研究
男性:軽度蛋白尿 9.55%、高度蛋白尿 2.03%
女性:軽度蛋白尿 7.48%、高度蛋白尿 1.22%
の比率 

urine albumin-creatinine ratio (ACR) or urine dipsticの評価
ACR 正常 30mg/g未満、軽度 30-300 mg/g 、重度 300 mg/g超


Proteinuria and Life Expectancy
Tanvir Chowdhury Turin, et. al.
American Journal of Kidney Diseases 
Vol. 61, No. 4 , p. 646-648, April 2013



上図では、性別・5年例範囲帯での蛋白尿レベル( 30歳から85歳以上)平均余命
年例帯内で、蛋白尿高度なほど平均余命短い。
男性の平均余命は40歳時点で、蛋白尿無し 31.8歳、軽度蛋白尿あり 23.2歳、 高度蛋白尿あり 16.6歳
女性では同様に、35.7歳、25.2歳、18.2歳

蛋白尿無しの40歳男女の 平均余命は、重度蛋白尿より15.2歳、17.4歳長い

平均余命は、軽度でも重度蛋白尿でも、無蛋白尿に比べ、短くなる のは、男女、全年齢層で横断的に共通。
男性の余命は女性より一致して短く、全蛋白尿カテゴリー共通で、特に、中年層では短い。


蛋白尿ターゲット介入で平均余命改善効果あるかはわからない。CKD検診正当化

USPSTF勧告:CKD検診ベネフィット・リスク結論づけできず 2012/08/28
カナダ:CKD検診にコスト効果なし  2010年 11月 19日

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note