2013年4月1日月曜日

サルコイドーシス第2選択薬は、メソトレキセート? or アザチオプリン?

サルコイドーシス薬物治療第一選択は、ステロイドだが、長期使用は毒性と関連。セカンド治療としての最良選択のエビデンスはない。
 
メソトレキセート or アザチオプリン
 
国際的後顧的コホート、MTXもしくはアザチオプリンで治療開始2年までの検討
 
結論から言えば、両方ともステロイド減量効果同等
若干、アザチオプリンで感染症発症率高い
 
Methotrexate versus azathioprine in second line therapy of sarcoidosis
Adriane D. M. Vorselaars, et. al.
200名登録、MTX 145、アザチオプリン 55
治療継続中、プレドニゾロン投与量 6.32 mg/年(p < 0.0001) 減量
MTXとアザチオプリンは、ステロイドsparing 能力は同様
1年完遂患者全てで、10mgまで減量可能
 両治療群で、FEV1増加は、 52 ml/年 (p = 0.006) 、 VC増加は、 95 ml/年 (p = 0.001)
DLCO(%予測値)は 年平均 1.23%増加
 
アザチオプリンの方が感染症率多い (34.6 vs 18.1% p=0.01),が、他の副作用では差を認めず

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