2013年6月5日水曜日

小児閉塞型無呼吸と認知機能障害の関連:尿中神経伝達物質研究により関連性明らかに

小児の認知機能への影響は、社会的・国家的な問題でもある。小児認知機能と閉塞型無呼吸、特に、治療可能な扁桃腺肥大との関連にもう少し社会が関心を向けてくれたら・・・

小児閉塞型無呼吸(OSA)は認知障害と関連し、神経伝達系機能障害の存在を示唆。

小児 OSA
・尿中カテコラミン増加 :交感神経outflow増加を示唆
・GABA濃度増加、タウリン濃度減少 :neuronal excitotoxicity (ニューロン興奮性毒)とニューロンの障害のメカニズムを示唆
・特定の尿中神経伝達物質の終夜変化カットオフ値組み合わせ値で、OSAを予測可能であり、認知機能障害の予測も可能
・これらの知見を確認する上で、大規模コホートが必要


Urinary Neurotransmitters Are Selectively Altered in Children With Obstructive Sleep Apnea and Predict Cognitive Morbidity
Leila Kheirandish-Gozal, et. al.
Chest. 2013; 143(6):1576-1583. doi:10.1378/chest.12-2606 


興奮性毒:グルタミン酸による興奮性神経細胞死の仮説が特徴的

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note