2013年7月30日火曜日

メディケア:CT肺がん検診対象者クライテリア:55−79歳、喫煙歴 30 pack-year、禁煙継続15年内

日本の検診の問題点は、リスク層別化議論置き去りで、低リスクまでいつのまにかなされる有害性>有益性検診

CT肺がん検診に関して、国際的には、さすがにリスク層別化されているが、そのクライテリアに関して境界が判然としないまま行われている。

具体的には
ACS/ACCPガイドラインでは、55-74歳、喫煙歴 30 pack-year、禁煙15年内としている。NCCNガイドラインでは、50歳まで、喫煙歴を20 pack-year、アスベストなどの発がん物質職業暴露まで含め対象を広げている。

 今回、メディケア弁済対象として、一つの議論が集約しつつある

Medicare and private insurance償還対象推奨原案として、グレードBとして意見集約
 http://www.medpagetoday.com/HematologyOncology/LungCancer/40733

「USPSTFの55歳-79歳までの成人で、喫煙歴30pack-year、禁煙15年(以下or未満?)」



鍵となるデータ誤報たばこ産業ファンドやロイヤリティーdisclosureできないことで異論のあった、International Early Lung Cancer Action Project (I-ELCAP)

・この推奨の大元となったAnn. Int. Med.のシステマティック・レビュー
Screening Tests for Gestational Diabetes: A Systematic Review for the U.S. Preventive Services Task Force
Ann Intern Med. 2013;159(2):115-122. doi:10.7326/0003-4819-159-2-201307160-00657

medpageにて議論が展開されている。

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