2013年11月14日木曜日

英国の子供:過去30年間に脈拍増加 ・・・ 体重増加とは関連せず、運動不足が原因・・・運動・心血管系への影響懸念


Trends in resting pulse rates in 9–11-year-old children in the UK 1980–2008
Arch Dis Child doi:10.1136/archdischild-2013-304699

英国での住民ベース研究(1980−2008) 
男児より女児で、脈拍平均高い (82.2 bpm vs 78.7 bpm) 
研究期間平均脈拍は1年間につき
男児: 0.07 (95% CI 0.04 to 0.09) bpm/年増加
女児: 0.04 (95% CI 0.01 to 0.06) ( p < 0.05 性差) 

男児において、1994年以前に比べ、1990年代中頃からこの傾向は顕著となっている  (annual increase 0.14 vs 0.04 bpm)

この心拍増加の説明要素として、BMI傾向によるとされる部分は、男児 13.8%(11.3% to 16.3%)、女児 17.2%( 9.4% to 24.9%)でわずかである。



英国の子供では、過去30年間で、脈拍数分時2回増加しており、それは体重増加とはさほど関連性が無かった。この増加は軽度であるが、身体運動能力・心血管系への影響があるかもしれない。

Brithish誕生コホート、Bromptonコホート、Two Towns Study、Ten Towns Study、年次Health Survey for England (1995-8, 2002, 2006-8)を含む、9歳から11歳の子供2万3千名

同年代の運動量減少と、ひきこもり傾向が関与している可能性を筆者らは報告

Resting pulse rates of UK pre-teens have risen during past 30 years
http://medicalxpress.com/news/2013-11-resting-pulse-uk-pre-teens-risen.html


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